'90年代に発見されたナチスの資料を基に制作された
史実の作品。時は1943年、レニングラードの敗戦で
ナチスの勢いにもかげりが見え始めた頃の話。
主人公は21才の女子大生で兄とともに
反ナチ運動グループ、「白バラ」に所属し
過激なナチスとヒトラー批判のビラを大学で
バラまいたところを発見され逮捕。
まだドイツの統制が取れていたときなので、
起訴され公開裁判、そして判決がくだされるのだが
その間、わずか5日間。
公開裁判はとうぜん見せしめのごとく
被告をバッシングするのだが、あえて裁判の場でも
ナチスによるファシズムを批判、そして死刑判決。
その日のうちに執行された死刑までをたんたんと描きます
イメージ的にドイツ国中がナチス万歳!と思われている中
こうした勇気ある若者達が活動していたことを知ることが
できる作品です

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