Ｐ’ｓ コラム

引っ込み思案で目立たない女子高生、キャリー。そして他の生徒から嫌われ、仲間はずれにされ、ますます孤立してします。ある日、プールの後で初潮を向かえるが母親の歪んだ信仰心からそれが何かを教えてもらえず、ただただうろたえ助けを求める。しかしクラスメイト達はよけいに気持ち悪がり、生理用品を投げつけその様子を動画に撮りネットにアップする。そんなキャリーに男の子から卒業パーティーの誘いを受け、母親の反対を押し切り無理やり参加するのだが・・・

1976年に公開された同タイトルのリメイク作品。ストーリーはスマホでネットへの動画アップとか現代風にアレンジされているものの、ほぼ前回と同じように描かれています。前回より美人なキャリー役、他の作品で観たことあるけど？とググったら「キック・アス」のおませな女の子でした。前回はその人気からパート２が制作されましたが、今回はその伏線となるセリフがちゃんとありましたが・・・さて続編、できますかどうか（笑）

2044年、カンザス州郊外で一人の男銃を構えて待っている。そして時間と来ると目の前に両手を縛られ顔に袋を被された人がいきなり現れ、そして射殺・処分をする。３０年後、タイムマシンが完成し時間移動ができるようになるがすぐに規制され、闇の社会でのみ使用されていた。未来では遺体からの身元確認が容易であり、そのため過去に送り込み処分するルーパーと呼ばれる人種がいた。その一人であるジョーは今日もいつも通りに仕事を終わらせようとしたが、送り込まれたのは未来の自分だった・・・

タイム・パラドックスものということですごく期待して観ていましたが、なんかラストの展開に物足りなさが残るのは？タイトル通り「輪廻」とか「因果応報」といった概念が海外では目新しいけど、日本人である自分には子供の頃から当たり前のように聞かされてきたことなので「何をいまさら・・・」みたいな消化不良を起こしてしまった感じです

ゴタゴタを片づけサラと甘い生活を過ごしていた元凄腕ＣＩＡ工作員のフランク。ある日買い物の最中にかつての仲間、マーヴィンから仕事の依頼を持ちかけられる。平和な生活を望んでいたフランクは断り続けるが、結局渦中に引きずり込まれてしまう・・・

前作ではサラを誤魔化すことがこの作品のキモになっていましたが、今回は一緒に仕事をするスタッフとして活躍する分、目一杯のアクションとなっています。イ・ビョンホンも加わり最強の元・工作員チームが世界のピンチを助ける痛快娯楽活劇になっていてオススメの一本です！もちろん前作を観てから鑑賞することをオススメしますが（笑）

私立高校の英語教師、ハスミーこと蓮実聖司は授業も面白く誠実で生徒からも教師からも親しまれているどこから見ても理想の教師。しかし彼にはもう一つの顔があり、ハーバード帰りの優れた知力で邪魔な存在を次々と殺し消していく完全犯罪者でもあった。そんな蓮実にもミスが起こり、結果自分の受け持つクラス生徒を全員殺害する計画を立てるのだが・・・

ホラーとかミステリーとか好きでスプラッター系も抵抗ありませんが、この作品だけは吐き気がもよおすほどの嫌悪感を感じました。好き嫌いがハッキリ別れる作品だと思いますが、作品としてのクオリティは高いと思いますがボクは直感的にこのストーリーというか展開が大嫌いです。続作が計画されているとのことですが、たぶん観ません。

センチネルと呼ばれるロボット軍のために絶滅の危機に追い込まれるＸ−ＭＥＮ。センチネルには何にでも変身することができるミステークの遺伝子が組み込まれていて、それはボリバー・トラスク博士の殺害がきっかけとなる。これを阻止するため、ウルヴァリンはキティの能力で1973年の自分へと意識を憑依させるのだが・・・

ファーストジェネレーションとも、本作のファイナルデジションとも繋がる、絶妙なストーリー構成です。ここのところウルヴァリンばかりが続いていたＸ−ＭＥＮシリーズで久しぶりにミュータント達が登場し能力をフルに活用して戦いますが、相手のセンチネルが強すぎます。それを打開するため結局ウルヴァリン一人が活躍することになるのですが・・・これには続作が予定されているので期待することにします。

ある日隕石となって地球上に降り注ぎ、地球を侵略してきたエイリアン。このままでは人類滅亡という時、機動スーツによるエイリアンの殲滅が確認され希望の光が見えた。軍の報道官であるウイリアム少佐はメディアを通じ軍の優位性をルするが、そんな彼に戦場での現地リポートが命じられた。戦場なんかに出かけたくない一心でメディアで名が売れていることいいことに上官を脅迫するが、命令違反をしたとして一兵隊として最前線に送り込まれるが・・・

原作は日本人作家によるラノベ、それを元にトム・クルーズとハリウッドにより映画化された異色の作品。死んでもリセットすれば蘇るゲーム世代の感覚を逆手にとって、いくら戦死してもまたリセットされ戦いに出なければならないという主人公。戦いと死を繰り返しながら攻略法を見つけだすのも、またゲーム感覚。ストーリーの性格上、同じシーンが何度も繰り返されますがまったく飽きさせない無いのも、ハリウッドとトム・クルーズの実力。ラストまで休み無しで面白い久しぶりのヒット作です！

製薬会社に勤めるウィルは認知症の特効薬を開発し、臨床実験として雌チンパンジーに投与した。すると驚くほど知能指数が向上し、このまま人間に対する臨床を検討する会議中にチンパンジーは逃走して暴れだし殺処分となった。しかし逃走した檻の中には彼女が生んだと思われる子供のチンパンジーが残されていて、ウィルは極秘に引き取り臨床実験を続けたのだった・・・

子供の頃に観た「猿の惑星」で、どうして猿が人間より賢くなったかを謎解きする作品です。一応、設定もしっかりしていてＳＦ的には素晴らしい作品ですが、そこに描かれているのは人間の奢りやエゴ、身勝手さがとても醜く描かれていて正直見るに耐えない作品でした・・・

年金暮らしをしている元ＣＩＡの敏腕エージェントのフランク。唯一の楽しみは年金の電話担当であるサラとの会話ぐらいだった。ある日、武装集団が襲撃をかけてきたが、これをあっさりと返り討ち。電話記録からサラにも危険が迫っていると感づいたフランクは彼女の元へと急ぐのだが・・・

ＣＩＡという極秘組織を舞台としたエンターテイメント・アクション作品です。ただ最近はＣＩＡ自体が影を潜めてしまい、あまりピンと来ない上に複雑な人間関係や多すぎる過去の出来事で頭の中で整理しながら観ないとワケが分からなくなります。それでも２回目を観たら大体のストーリーが把握できて、とても楽しむことができました＜苦笑

高校２年生の松崎海は幼い頃に朝鮮戦争で船乗りだった父を亡くし、カメラマンとして渡米した母に代わり多くの下宿人を抱えた松崎家を支えていた。彼女の通っている高校で文化部の部室がある「カルチェラタン」と呼ばれる旧い建物が取り壊されることになった。想い入れのある部室を守るため生徒会は立ち上がり、反対運動を起こす。そんなどさくさに海も巻き込まれ、風間俊という先輩に心が惹かれていくのだった・・・

初めは懐古主義的なアンソロジー作品かと感じていましたが、観ていくウチにまるで純文学・・・太宰や漱石といった今の日本人が無くしてしまった、日本の心とか大和魂が描かれていることに気づきました。そこには少年は大志を抱く青年であり大人は懐の深い漢だったりします。第二次大戦ではなく朝鮮戦争というより身近な戦争を元に極めて個人的な不幸な事件が、とても感動的なラストへと導かれます♪宮崎悟朗の第二回監督作品ですが、これもやはり魅力的でとても面白いジブリ作品でした！

盛りの奥深く高い塔の上にラプンツェルという少女が住んでいました。時折、母親が下で名前を呼ぶと彼女はその長くきれいなブロンドの長い髪を垂らし、母親を塔の上まで引き上げるのでした。ある日、お城からティアラを盗み出したフリンは、衛兵に追われ森の奥深くまで逃げ込みラプンツェルの住む塔を見つけ登り始めましたが・・・

原作はグリム童話で塔に幽閉されたラプツェルがその長い髪で王子を招き入れ、夜ばいを繰り返すうちに懐妊。怒った魔女は長い髪を切り荒野へと追放し、それを知った王子は塔から身を投げ失明してしまう・・・というお話ですが、完全に別の話になっています（笑）
素直に「アナ雪」よりも面白いと感じたのですが・・・ハッピーエンドはもう流行らないのでしょうか？最近のディズニー映画に出てくる王子や男ってとても頼りなく役に立ちませんが、このフリンは命と引き替えにラプンツェルに自由を与えますが、女性受けしないのですかね。アナ雪みたいに男なんて関係なく自立した強い女性像がこれからのプリンセスになっていくような気がしてなりません

３０年ほど前、三重県志摩でガメラとギャオスの群れが激しいバトルを繰り広げ、ガメラが自爆することで相打ちとなる。それから時が流れ当時少年だった孝介は妻を亡くし息子・透と二人暮らし。ある日、海で赤い光を見つけた透が手にしたのは小さな玉子で、中から亀が生まれだした。しかしその亀は空を飛び、日に日に大きくなっていく・・・

ガメラ平成三部作でご馳走様♪じょうたいだったので、この作品のことコロッと忘れていました。ロケ地も三重から名古屋と見どころいっぱいです＜地元ですから（笑）
これまでのガメラシガとは一線を画す完全に子供の味方になった正義のガメラで、サブタイトルの「勇者たち」は子ども達のことを指しているように思えます。たぶんそれまでのガメラ・シリーズからしたら異論・反論が出てきそうですが、ボクはこれはこれでアリかと思っています。怪獣は大人ではなく、子供のものですから・・・

公害で汚染された海から奇怪な生物が見つかったり、巨大生物によりタンカーが破壊されるという事件が起こった。その汚れた海から忍者怪獣ヘドラが出現し硫酸の霧を吹き出しながら、エサである工場の排煙やヘドロも求めて飛び回る。そこへゴジラが現れ対決となるがヘドロ状のの体を持つヘドラには放射能もパンチも効かない・・・

これがたぶん劇場で初めて観たゴジラ映画です。冒頭から最後までテーマ曲である「青い海をかえせ！」という曲１フレーズが、今でもトラウマのように頭にこびり付いています。他のゴジラ怪獣はいろいろと立体化されて人気がありますが、このヘドラに関してはこの昨品だけの登場であまり人気が無い気がします。もっともヘドロの怪獣で形にならないからかもしれませんが（笑）

人気ロック歌手「エレン」がライブの最中、暴走族「ボンバーズ」に連れ去られてしまう。
彼女の元彼氏「トム」の姉は連絡をして助けを求める。そして「トム」は相手の町に行き、派手な騒ぎを起こして「エレン」を無事に奪回するのだが・・・

公開時は受験勉強真っ直中！その後、なかなか観る機会が無くソフトが安くなったら買って観よう！と思いつつ、なかなかＤＶＤは高値安定・・・取りあえずレンタルで観ましたが、久しぶりに画面に食いつくように観てしまいました。バイクにバンドにラブロマンスにバイオレンスと当時の若者が好きな要素がふんだんに盛り込まれていて、「元カノのために命をかけてケンカして、彼女の未来のために別れる・・・が、何かあったらいつでも飛んでくる！」という簡単なストーリー（笑）もっと早く観れば良かった　orz

ただ、これを観る時は日本語訳じゃなく英訳でニュアンスを感じ取れればなおヨロシ♪
曲の途中から日本語字幕が無くなっちゃいますが、最初はエレンが一人はイヤ！という曲でラスト２曲はセリフとは別に二人の心情を歌う憎い演出になっています＜日本語字幕の歌詞ではそこまで読みとれません

これも「ソフト買っちゃうぞリスト」に入りました！

ある会社の研修帰り、バスの中で自分たちの死の様子を見たサム。今渡っている工事中の橋が落ちると言ってケンカをしていた彼女と共にバスを降り、それを止めようとする友人や上司も続いて降りていった。その直後、サムが見たままに橋が崩落していったのだが・・・

シリーズ最終です。橋が崩れていくシーンは圧巻で劇場公開時は３Ｄとなり、手前に何かが迫ってくるシーンがいくつもあり、これは劇場で観たかったです＜公開されたことも知りませんでした。これまでのシリーズ同様、死の前兆を予測したり、それでも偶然に偶然が重なる不可解な事故死が続きます。そしてラスト・シーンで、とてもきれいにシリーズ鵜を完結してくれます。「ファイナル・ディスティネーション」、「デッドコースター」、「ファイナル・デッドコースター」、「ファイナル・デッドサーキット」そしてこの作品と順番に観ることをオススメします。映画の配給先やソフトの販売元がそれぞれ変わってタイトルに一貫性がありませんが、原題は「FINAL DESTINATION」１〜５で統一されています

無事に子どもを産みエドワードの力で吸血鬼となったベラ。親子三人、幸せに暮らせるかと思ったのもつかの間、予知能力を持つ義姉のアリスが吸血鬼王族が親衛隊を引き連れ一家を皆殺しにする風景を見てしまう。一家はそれぞれ世界各国に散らばり、味方になってくれる吸血鬼を探し仲間を集め、その日に備えるのだが・・・

トワイライト・シリーズの最終章です。ハイスクールでの少女の初恋が吸血鬼一族を二分し、狼男の一族をも巻き込んだ全面戦争へと発展していきます！前作では骨と皮だけになり今にも死にそうだったベラが、吸血鬼となり復活し初回の初恋の初々しいイメージから大人の魅力満点の美しい女性へと変わっていきます。けっこうグロイシーンもありますが、とりあえず観て良かったと楽しめるシリーズ作品です♪