第二次大戦末期、日本は体当たりによる空母攻撃、
すなわち特攻隊を開始した。九州にある知覧飛行場
には特攻隊員が次々と訪れ別れの杯を飲み干し大空へ
消えていった。これは特効の母と言われた軍指定の
食堂を営む女将さんの特攻兵とのふれあいを描いた
作品です
これまで特攻隊というとマインドコントロールされた
若者がお国のためにかっこよく死んでいったような
書き方しかされませんでしたが、この作品では特攻兵
一人一人にドラマがあり、また誰もが死に対して恐怖
や疑問、そして特攻自体を否定していた人物もいたことを
教えてくれます。けして好きこのんで死にに行った訳じゃない
愛する人や守りたい人のためにホントは行きたくないけど
仕方なく死にに行く。そんなはかない気持ちと戦争という
大きな波に飲み込まれた若い人達を無駄にしないように
これからも語り続けなければ行けないことを教えてくれます

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