■56歳女性
■傷病名 左足関節捻挫
■経過
7月28日東京の実家の階段を踏み外し転倒負傷する。
同日接骨院受診荷重歩行不能とのことで金属固定
担当の先生より安静指示、松葉杖使用指示を受ける
8月5日固定除去、松葉杖除去後仙台に戻る。
その後も歩行時痛と腫れがひかないとのことで
当院への紹介を受け予約来院する。
8月17日当院来院
疼痛性跛行
左足関節背屈制限(健側より5度くらい)
足関節前面腫脹あり
外果下部腫脹
■動態検査
@しゃがんでもらうと左膝高位(足関節背屈制限による)
A低背屈にて下腿下部(前脛骨筋部に痛み)
B右後方重心にて片足立ちにてふらつき2秒ほどしか維持できない
■施術
1、座位で重心調整法(へそ使用)
2、仰向けにて患側下肢1本INPUT
3、下肢操作法にてエネルギー注入
4、動作確認
@ABとも解消しましたが歩行を見ると
違った意味でバランスが悪い
患者 「あのぉ〜靭帯断裂なので不安で…」
オチアイ「靭帯?だんれつ…?してませんよ!」
患者 「えぇっ?だってぇ断裂だって…だから腫れも…」
オチアイ「紹介状にも書いてありませんでしたよぉ♪」
患者 「そ、そ、そ、そうですかぁ???」
オチアイ「大丈夫っ!見てみて下さい腫れはどこに?」
患者 「あーーっひいてますぅ」
捻挫時の靭帯による牽引で腓骨が下がっていました。
当院来院にて外果下部の腫れを訴える場合には
必ずある症状です。下腿部の念入りなINPUTと
下肢操作法により上がります。腫れだと思われていた
部分は消失します。当然、下肢操作法時に外果を
上方、軽度後方、脛腓関節を閉めることにより
解消します。足関節の背屈制限もこの時点で消失します。
5、仰向けにて健側下肢INPUT
6、下肢操作法にてエネルギー注入
7、動作確認
歩行がスムーズになってきました。
8、うつぶせにてポイントヒーザー
9、あおむけにて白い恋人
10、動作確認
歩行もスムーズ
患者 「でも…歩いた感じが来た時と違うんですけど…」
オチアイ「でしょうね!びっこ引いて歩くのとは感じはちがいます
よ!」
患者 「なるほどぉ〜」
オチアイ「痛みはどうですか?」
患者 「ないですぅ」
全身予約だったのですが時間が大幅に余りましたので
肩こりと美顔(左頬のブルドッグ)を解消
合計1時間
ありがとうございます。
■院長所感
魔法の言葉…
担当の先生の言葉はココロに残ります。
靭帯断裂と信じていたこの3週間。
おそらく靭帯損傷との説明を受けたのでしょうが
患者様は重く捉えます。ココロに残ります。
接骨院ではインフォームドコンセントが叫ばれています。
ですが患者様に恐怖を与える言葉はいけません
鈴木会長も声を大にしています
言葉ひとつで歩行まで変わる。
おっかなびっくりがなくなる。
脳VIP
「だいじょうぶです!治りました!」
本日もありがとうございます。

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