■加齢性の膝関節炎
■52歳女性
■立ち仕事
10月頃突然右膝が痛くなる
11月初旬、整形外科にて検査するが”骨には異常”無しで”加齢による関節炎”ですとの診断を受け湿布・痛み止め飲み薬・週一で注射を打ち続けるが痛み変わらず。
そうこうするうちに膝をかばっての跛行にて腰が痛み始め、腰の負荷を減らすため背中を緊張させての動きにて左肩甲骨内側の痛みまで発生
5週経過し相変わらず歩行時と階段を降りる際の痛みあり
当院受診
「先生〜やばいのぉ〜重症なのぉ〜助けてぇ〜〜」
■観察:検査
立位:右膝軽度屈曲位・右足荷重・上半身軽度左回旋
立位振り向き動作:右回旋60度、左回旋90度
しゃがみこみ:右膝頭高位
仰向け:右膝軽度屈曲にてベッドと膝裏の間に空間
大腿下部と下腿上部を後方(ベッド側)へ圧迫
にて膝関節激痛あり
■施術
仰臥位での膝窩筋インプット1→膝337→腸腰筋インプット1→DH→終了
■結果
膝痛消失
■所感
膝関節の捻じれによる痛みのみでした。
うまく噛みあわない膝関節は不安定性を増し新たな痛みまで惹起します。
正常な噛み合わせで関節の安定性を保ち正常歩行が可能となります。
太ももとふくらはぎの交点である膝裏には疲労蓄積し筋硬直を起します。大腿骨から下腿骨へと斜めに走る膝裏の膝窩筋の硬直は膝関節に捻じれを起し痛みへと変化します。
膝を軽く曲げて立つということは同時に股関節も同じ角度で屈曲し、長期間その姿勢で過ごすことにより腸腰筋の短縮を起し体幹部の捻じれに発展、結果腰痛を起します。
動いての腰の痛みを本能的に恐れ背部を過緊張させることにより痛みは別次元へといざなわれていきます。
もともと当院の登録患者様ですが
石巻在住という距離的不便さと、骨に異常ないと言われすぐに治るだろうと思い近所の整形外科にて治療を受けていたそうです。
帰り際に
「今度痛くなったらすぐここに来ます!」
と元気な顔で帰宅なさいました。
何も重症ではなく
秒殺でした。
腰と背中の痛みは膝解消と同時に消失していました。
超速攻楽しませて頂いております
ありがとうございます
「加齢が原因なら若返るしか治る方法ないんじゃね??」
っていうか両方の膝痛いはずじゃね??両方とも加齢してるわけだしw
適当な診断で5週間も痛い思いさせて
なんかおかしくない??(ココロの叫びw)

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