先日の宝塚観覧前のランチの時のこと
なんのキッカケか忘れたが親友との会話の中で私の昔の仕事の話になった。
今回のブログ長いので、時間のない人は右上の×を今すぐどうぞ(笑)
新卒で入社した製薬会社の営業がきつく、3年で退社
その後、
楽でかっこよくて綺麗な仕事を探す。
結果・・・
秘書
そこのあなた笑わないように。
そうこの私が秘書
だれもが耳を疑う秘書
秘書とは、ボスの仕事が円滑にいくよう影ながらサポートし、先を読む先見性をもつ・・いわゆる才女が行なう仕事である。
私のボスは、営業職から企業のトップまで登りつめたやり手、年齢は65歳
アメリカ支社の社長を18年務めた後、本社で社長、その後、事業拡大のネット会社の副会長となる。
かなりの志願者の中、なぜ私だったのか?
その答えは後ほど。
総務部長は入社して数日で私を合格させたことを後悔したと後から聞いた。
しかし、天は私を見捨てなかった。
エピソード@
ボスは運動大好き
トイレはフロアから隔離している通路・・・トイレまで15M
ダンス大好きな私は・・・誰も居ないその通路で女子トイレまでの15Mをクルクル回ったり、ダンスしながら向かうのが日課。
っとそのとき・・・男子トイレのドア越しにボスの顔が・・・。
ボス:「cha-koくん、今のターンもう一度やってみて」
ぎょえ。。。。
驚きつつもクルクル回って見せた。
ボス:「どうやってやるんだ??」
プチレッスン開始〜
ボスの熱心さに、かなり熱く指導
私:「違います、こうやるんです」クルクル
ボス:「なるほど」クル・・・「こりゃなかなか難しい」
エピソードA
一緒にでかけた先のランチで
うな重をご馳走してくれた。ボスは大食漢


お互い一人前完食後
ボス:「足りないなぁ。cha-koくんは足りたかい?」
私:「足りません。」
もう1人前づつ追加・・・完食
ボス:「こんなに食べる子は初めてだ、初めて負けるかもしれないと思ったよ」
エピソードB
ボスの部屋でボスが熱中している
合気道のレッスンがあった次の日は私は復習の相手となり、同等に対決する。
トントン・・・失礼します、営業の人がドアを開ける。
腕と腕をからめて合気道魂をぶつけあってる私達をみて、何を勘違いしたのか
「し、し、失礼しました

」バタン
あらら、締めちゃったよ。まっいっか。
18年アメリカにいらしたボスの仕事関係は外人が多く、英語の会話はまったくできない私。でも、ボスはこの英文を言えばばいいからと、紙に英文をかいて渡してくれた。
「ボスにかわりますので、少々お待ち下さい」っという内容!
ボスの前の秘書は私が本当に憧れるほどに
完璧な秘書だった。
その物腰は常に落ち着いていて上品で英語は堪能、
資料は、ボスの立場になって作成し、整理されていた。
なんで私なんだろう・・・・。
正直落ち込むことも多々あったが、ボスはけして私を見捨てず、暖かく優しかったから私も元気に過ごせた。
2年後、ボスは定年を迎えた。
最後のボスを送るパーティ
「・・・・・最後に、ボクは秘書のcha-koくんにありがとうっと言いたい。
明るく、元気で、よく食べて・・・毎日楽しかった。」と言って泣いたのです。
私も涙が止まらず、こんな素晴らしい方の秘書になれた間違いに感謝し、感謝し、感謝しました。
総務部長が私を選んだ理由・・・「ボスから元気でやる気のある子でお願いする」っと言われてたんです。秘書もやったこともない何も知らない君でも、やる気を感じたから採用しました。
そっかぁ。
私は、思い立ったらスグ行動!!余計なことは考えない!
みんなそんな行動に驚く、実績も経験もないのに。
でも自分がやれるっと思って行動したことで、苦労はしたけど後悔したことはない。
そんなチャレンジ精神が薄れてはいけない。
それだけが私のいいところだから。
話終わると、親友はポロポロ泣いていた。
えっ??なんで?どうしたの?私の話にそんなに感動したの?
「ちがうよ、仕事が出来ないcha-koを見捨てないでいてくれた、ボスが素晴らしくて泣いてるんだよ。」
久しぶりに見た、親友の涙は、おバカな私を哀れみ、ボスを敬うという内容でした。
来年の目標が出来ました。
親友を私のいい話で泣かせることです。

0