2002年製作
『ピアノを弾く大統領』
アン・ソンギ・・・ハン・ミヌク(大統領)
チェ・ジウ・・・・チェ・ウンス(教師)
大統領のハン・ミヌクは単身で民衆の中に潜入して、市民の意見を聞いたりという行動を取る、民衆に人気のある大統領だ。
一方チェ・ウンスは、熱心な教師だが学校側の立場を取らず、常に学生の立場に立つことが多いため、半年で学校を転々と変わる等の経歴を持つ、学校側から言わせると問題教師であった。
教師のウンスは或る女子高校に赴任してきた。
初めから教師として顔を出すのではなく、転校生のふりをして教室の内情を学生から聞き出す等、学級の問題を発見するのに秀でた担任であった。
担任としての初仕事はミンスとの衝突で始まった。
関心を持つなと宣言するミンスに対して、担任として放っては置けないと言い切り、親の連絡先を聞き電話を掛けたが、相手先は大統領府だった。
ウンスは、大統領の娘ミンスの学校での問題行動に対し、親として責任を取れと要求、漢詩を100回書けと宿題を出す。
それから、数日後ウンスは単身で大統領府の夕食会に招かれる。
大統領は宿題をやった事実を見せるが、漢詩が間違っている、間違っていないでまたもめる。
しかし、そのような事で二人は仲良くなり、度々会う仲になる。
或る時、バスで二人きりになった時、大統領は娘の教育については今まであきらめていたが、やっと期待出来る人ができた・・・
娘の笑顔を今まで見たことが無いとウンスに告白する。
それからも二人は会う機会が有ったが、ある晩ウンスのアパートに送っていった時記者にスクープされて新聞に報道された。
大統領は軽はずみな行動だったとメディアに陳謝し、今後は慎むと発表する。
一方、ウンスは過去の間違った報道に対して、きちんとメディアに説明したのち、田舎の学校に向けて新たな赴任をする為、高校を去ることに・・・
ウンスが学校を立ち去ろうとした時、ミンスがバスケのゴールによじ登ったまま呼び止め『逃げるのか・・・』と、振り返ったウンスの目の先には、寂しそうなミンスの姿があった『先生に殴られたのが最初で最後だ・・・』と!
小学校の絵画展を視察した大統領の目に、ふととまった絵があった会館の職員が質問する。
この絵の中に書かれている大統領の姿は君か?
するとそばに立っていた少年が答えた!
『はい、僕は正直なミヌク大統領が大好きなので、僕もいつかはミヌク大統領のようになります』
夜、ミヌクが大統領府官舎に帰り、野外で色々と悩んでいると、今まで外で話をした事も無かったミンスの姿がそこにあった・・・
大統領は意を決して、会見を行う。
いままで私はピアノを弾ける大統領として、公開されてきたが実はそれは嘘で、付け焼刃の練習でこなしてきただけだ。
今まで嘘を言ってきた事をお詫びする。
今からは、嘘をつく事はしないようにする。
私はある女性に自分の嘘のせいで大変な迷惑をかけた
『私は、ウンスを愛しています! このチャンスを逃すと私は一生独身だ!!』
その時、会場の万来の歓声の後ろに、今までミヌクが見たことの無かった娘のミンスの満面の笑みをしっかり見た!!!
しばらくして、田舎の学校の教室で以前ウンスが弾けるかと聞いて、その時は弾けなかった“慕情”をオルガンで弾く大統領の姿が有った。
追記・・・
長くなったので、あまり長い講釈は書きたくないが、最近日本で製作した“輪舞曲”の中でチェ・ジウの演技に対して演技力は認めるが、少しジウ離れをしていた所があるが、やはりジウ姫は人をほのぼのとさせる何かがある。
演技と言うものではなく、人としてにじみ出てくる物としか今は言いようがない。
冬ソナを見始めた頃は、全く他の韓国の女優さんを見ていなかったので、論評できるものではなかったが、ここまでほぼ全員の女優さんをドラマ・映画を通じて把握してくれば・・・チェ・ジウに入ってまたチェ・ジウに戻る・・・という事か?
となれば、輪舞曲を作った日本のTBSは、でぇらぃひどいことをやったという事になるが?

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