「夏時間の夏」(L'HEURE D'ETE/SUMMER HOURS)
2008年フランス カラー・ヴィスタサイズ 102分
クレストインターナショナル配給(PG-12)
監督:オリヴィエ・アサイヤス 製作:マラン・カルミッツ/ナサニエル・カルミッツ/シャルル・ジリベール 製作総指揮:クレール・ドルノワ 脚本:オリヴィエ・アサイヤス 撮影:エリック・ゴーティエ
出演:ジュリエット・ビノシュ/シャルル・ベルリング/ジェレミー・レニエ/エディット・スコブ/ドミニク・レイモン/ヴァレリー・ボネトン/イザベル・サドヤン/カイル・イーストウッド/アリス・ドゥ・ランクサン
上映館:新潟シネウインド
採点:★★
オルセー美術館が全面協力の映画。数々の美術品に囲まれ一人で暮らす75歳の女性の誕生日祝いに3人の子供と孫達が集まる。彼らはそれぞれの家庭があり、母は自分が死んだら骨董品を処分して3人で分けるように伝える。そして彼女の死後、兄弟は家の処分を決定する。
骨董品の処分に当たって母が高名な画家であった大叔父と愛人関係にあったことが示されたり、孫の少女が万引きで捕まったりと3人の家族の問題などが描写されるが、テンポが一本調子で退屈してしまう。ラストは孫娘が祖母の家で若者を集めてパーティーをする場面で終わるが、作品に統一したテーマ性を与えることも無く映画は終わってしまった。

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