「ファミリー・ツリー」THE DESCENDANTS
2012年 アメリカ 配給:FOX 115分
監督:アレクサンダー・ペイン 製作:ジム・バーク/アレクサンダー・ペイン/ジム・テイラー 原作:カウイ・ハート・ヘミングス 脚本:アレクサンダー・ペイン/ナット・ファクソン/ジム・ラッシュ 撮影:フェドン・パパマイケル プロダクションデザイン:ジェーン・アン・スチュワート 衣装デザイン:ウェンディ・チャック 編集:ケヴィン・テント 音楽監修:ドンディ・バストーン
出演:ジョージ・クルーニー/シェイリーン・ウッドリー/アマラ・ミラー/ニック・クラウス/ボー・ブリッジス/ロバート・フォスター/ジュディ・グリア/マシュー・リラード/メアリー・バードソング/ロブ・ヒューベル/パトリシア・ヘイスティ
上映館:ユナイテッドシネマ新潟
採点:★★★★☆
アレクサンダー・ペイン監督は「サイドウェイ」が抜群に面白かったので期待して見たけれども、今回の作品は非常に重いテーマとあって、コミカルなタッチは影を潜めている。
植物状態に陥った妻が実は浮気していたと知った男の動揺。自信たっぷりに生きてきた男の信じていたものがもろくも崩れ去っていき、そしてそこから徐々に立ち直っていく姿をジョージ・クルーニーが好演。でもやっぱり、いけすかない娘の彼氏を演じたニック・クラウスがいいなあ。
絶対認めたくない、だらしない男だと思っていたのが、だんだん結構良いやつかも知れないと思えてくるあたりがこの映画のツボ。お金を稼ぐだけが人生の目的じゃないっていうのは映画の常套手段だけれども、ペインの映画はいつもそんなちょっと落ちこぼれたような人に優しいのである。
http://www.foxmovies.jp/familytree/trailer2.html

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