[終の信託」
2012年 配給:東宝 144分
監督:周防正行 製作:亀山千広 企画:小川泰/市川南/小形雄二 エグゼクティブプロデューサー:桝井省志 プロデューサー:土屋健/稲葉直人/土本貴生/堀川慎太郎 原作:朔立木 脚本:周防正行 撮影:寺田緑郎 美術:磯田典宏 編集:菊池純一 キャスティング:吉川威史/南谷夢 音楽:周防義和 エンディング曲:種ともこ『遠く、そして近く』 照明:長田達也
出演:草刈民代/役所広司/浅野忠信/細田よしひこ/中村久美/大沢たかお/矢柴俊博/畠山明子/古河耕史/大村彩子/角谷栄次/徳井優/生津徹/高久ちぐさ/小山颯/原涼子
上映館:十日町シネマパラダイス
採点:★★★★☆
正直往復5時間かけて(節約のため帰りは下道)映画見るのはしんどいね。
ちょうど父親が頭の手術で入院中で、入院、手術、などなどいちいち書類を書かされるのにうんざりだったけど、この映画を見ると、医師が書類による承諾なしに医療行為を行うことに対するリスクについて考えさせられた。
主人公の女医は患者のことを思い、患者の家族のことを思いやるがあまりに、殺人容疑で取り調べを受ける羽目になる。長年会社のコンプライアンスを担当して来たことから、やはり主人公の行った行為は手続き上問題があると思う。法律は、それを知らないひとにとっては非常に危険なものだということを、この映画は警告している。
まあ、それは別として、この映画は周防監督が自分の女房を女優としてきちんと撮ってあげたいという思いが満ちあふれていることは確か。かなりしんどい内容にもかかわらず、物語に引き込まれてあっという間に終わったという感じです。
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