「エリジウム」ELYSIUM
2013年 アメリカ 配給:ソニー・ピクチャーズ 109分
監督:ニール・ブロムカンプ 製作:ビル・ブロック/ニール・ブロムカンプ/サイモン・キンバーグ 製作総指揮:スー・ベイドン=パウエル 脚本:ニール・ブロムカンプ 撮影:トレント・オパロック プロダクションデザイン:フィリップ・アイヴィ 衣装デザイン:エイプリル・フェリー 編集:ジュリアン・クラーク/リー・スミス 音楽:ライアン・エイモン
出演:マット・デイモン/ジョディ・フォスター/シャールト・コプリー/アリシー・ブラガ/ディエゴ・ルナ/ワグネル・モウラ/ウィリアム・フィクトナー/ファラン・タヒール/ブランドン・オーレ/ジョシュ・ブラッカー/エマ・トレンブレイ/ホセ・パブロ・カンティージョ
上映館:ユナイテッドシネマ新潟
採点:★★★★☆
口コミ評価などでは、あまり芳しくない評判ですが、私は素直に面白いと思いました。パシフィック・リムやスタートレック・イントゥ・ダークネスよりも面白かった。これはもしかしたら、尺の関係かもしれませんが。エリジウムは他の二作よりも13分短い109分。その分バトルシーンも短めです。
150年後の近未来。地球は人口爆発で貧民街と化し、セレブはスペースコロニー(エリジウム)で悠々と暮らす社会。貧民街はスペイン語で、セレブはフランス語をしゃべるという単純な色分け。貧民のマット・デイモンが工場の作業中に被爆しあと5日の命。なんとしてもエリジウムに上って万能治療器に入らなければ、というストーリーも単純。こういう単純な筋立てが良いのです。
セレブ側の防衛長官はジョディ・フォスター。あんまり悪役に見えない。この人の真っ当な行動が非難されるあたり、エリジウムの平和ぼけが、易々と不法移民がエリジウムに到着するエリジウム側の防衛体制の弱さを表している。(本当か?)
まあ、あんまり理屈っぽく見る映画ではないでしょう。シャールト・コプリーの民間協力局のエージェントの怪物ぶりと、半分アンドロイド化されたデイモンとのバトルは、そんなにねちっこくやっていないので適度な感じだし、あとはCG映像をお楽しみください、という感じです。

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