「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(STAR WARS: THE LAST JEDI)
2017年 アメリカ (ディズニー) 152分 映倫G
監督:ライアン・ジョンソン 製作:キャスリーン・ケネディ/ラム・バーグマン 製作総指揮:J・J・エイブラムス/トム・カーノウスキー/ジェイソン・マクガトリン キャラクター創造:ジョージ・ルーカス 脚本:ライアン・ジョンソン 撮影:スティーヴ・イェドリン プロダクションデザイン:リック・ハインリクス 衣装デザイン:マイケル・カプラン 編集:ボブ・ダクセイ 音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:
マーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー)/キャリー・フィッシャー(レイア・オーガナ)/アダム・ドライヴァー(カイロ・レン)/デイジー・リドリー(レイ)/ジョン・ボイエガ(フィン)/オスカー・アイザック(ポー・ダメロン)/アンディ・サーキス(最高指導者スノーク)/ルピタ・ニョンゴ(マズ・カナタ)/ドーナル・グリーソン(ハックス将軍)アンソニー・ダニエルズ(C-3PO)/グウforェンドリン・クリスティー(キャプテン・ファズマ)/ケリー・マリー・トラン(ローズ)/ローラ・ダーン(アミリン・ホルドー中将)/ヨーナス・スオタモ(チューバッカ)/ジミー・ヴィー(R2-D2)/ベニチオ・デル・トロ(DJ)/ビリー・ロード/ワーウィック・デイヴィス/ハーマイオニー・コーフィールド/ティム・ローズ(アクバー提督)ヴェロニカ・ンゴー(ペイジ)/ジャスティン・セロー/ゲイリー・バーロウ(クレジットなし)/トム・ハーディ(クレジットなし)
声の出演:フランク・オズ(ヨーダ)/ジョセフ・ゴードン=レヴィット
上映館:ユナイテッドシネマ新潟SC1
採点:★★★★★
長年の空白期間を経て、説明過剰を余儀なくされた前作と比べて、本作はカイロ・レンとレイの対決と、構成がすっきりしたので面白く観られました。
でも、この映画で最も魅力的だったのは無名のケリー・マリー・トラン演ずるローズでしょう。アジア系の丸ぽちゃなお姉ちゃんが、ハリウッド大作でヒロインを演ずると言うのは画期的な事だと思います。
ベトナム系とのことですが、見た目の印象は日系人っぽいです。彼女の姉が爆撃機の弾倉で爆弾投下しようとするシーンのコスチュームは日本の特攻隊みたいな雰囲気でしたし、日本の戦争映画を意識している感は強いです。
まあ、STAR WARSシリーズそのものが日本のチャンバラ映画のパクリ、いや、オマージュで、ジェダイは時代、フォースは気ですから。これでいいんです。
ところで、宇宙空間で爆弾が落下したり、レイアが破壊されたブリッジから空気のない中生還したり、むちゃくちゃな設定がありすぎたり、いろいろ突っ込みどころ満載でコアなファンの方は怒り狂っているらしいですが、私は登場人物の名前も良く覚えられないボケ老人なので、まあ、STAR WARSってそう言う映画だよね、でスルーしてしまいました。あは。
ラストクレジットにmemory of our princess Carrie Fischerと出た時にはじーんと来ました。STAR WARS第一作が公開された1978年は私が大学2年で映研に入った年でした。部長の鈴木先輩が、「君たちスターワーズ観た?」とわざと言い間違えていたのを思い出します。
好き嫌いに関わらず、私の世代はこのシリーズをリアルタイムに体験して来ただけに、レイア姫やルークの老いた姿というのは、すなわち自分の老化をも感じさせる残酷さも併せ持った映画なのです。
http://starwars.disney.co.jp/movie/lastjedi.html

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