「イエスタデイ」(Yesterday)
2019年 イギリス(東宝東和) 117分 映倫:G
監督:ダニー・ボイル 製作:ティム・ビーバン/エリック・フェルナー/マシュー・ジェームズ・ウィルキンソン/バーナード・ベリュー/リチャード・カーティス/ ダニー・ボイル 製作総指揮:ニック・エンジェル/リー・ブレイジャー/ライザ・チェイシン 原案:ジャック・バース/リチャード・カーティス 脚本:リチャード・カーティス 撮影:クリストファー・ロス 美術:パトリック・ロルフ 衣装:ライザ・ブレイシー 編集:ジョン・ハリス 音楽:ダニエル・ペンバートン
出演:
ヒメーシュ・パテル(ジャック・マリク)/リリー・ジェームズ(エリー・アップルトン)/ジョエル・フライ(ロッキー)/エド・シーラン(エド・シーラン=本人役)/ケイト・マッキノン(デブラ・ハマー)/ジェームズ・コーデン(ジェームズ・コーデン=本人役)/アレクサンダー・アーノルド(ギャビン)/ミーラ・サイアル/サンジーブ・バスカー/ロバート・カーライル
上映館:ユナイテッドシネマ新潟#10
採点:★★★★★
スーパーで働きながら地元で歌うシンガーソングライターのジャック。ある夜世界的な大停電が発生し、交通事故にあってしまいます。目覚めた世界には、なんとビートルズが存在していませんでした。
ビートルズの曲を思い出しては歌うジャック。徐々に話題になって地元テレビに出たところ、本物のエド・シーランが訪ねて来て、ツアーの前座に出演する事に。
ロシアでの公演は大成功。シーランのマネージャーに誘われてついにメジャーデビューが決まりますが…
ビートルズがいない世界は、タバコも無かったり、ペプシはあるがコカ・コーラが無かったりと、ジャックの元いた世界とはちょっとずつ違います。
誰もビートルズは知らないのだから歌詞は適当でもよさそうなモノですが、やはりちゃんと歌いたいジャック、苦心惨憺して歌詞を思い出しては歌います。
ジャックと幼なじみのマネージャー、エリーとの関係がなかなか良いです。何度も歌手をあきらめかけたジャックを叱咤激励して数学教師の傍ら、運転手兼マネージャーをしているエリー。本当はジャックを待ち続けているのに、女性としてみて貰えない焦れったさ。
そんなジャックがメジャーになっていくことで、身を引く決断をしていきます。離れてみて自分がエリーを愛していることにようやく気づくジャック。二人のもどかしい関係がこの映画のチャーミングなところです。
そしてついにあの人も登場。なんとロバート・カーライルが演じたなんてちっとも気づかなかったです。エド・シーランも本人役で出演。なかなか粋な映画じゃありませんか。
やっぱりビートルズのいない世界なんて考えられませんよね。さて、あなたはビートルズナンバー、何曲知ってましたか?私は全部知ってましたけどね。ミスター・カイトの歌詞がいっぱい間違ってる、ってのはありがちだなあ、ってニヤリとしました。
https://yesterdaymovie.jp/

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