「聖(さとし)の青春」
201年 (KADOKAWA) 124分
監督:森義隆 企画:菊池剛/滝田和人 エグゼクティブプロデューサー:井上伸一郎 プロデューサー:野副亮子/武田吉孝/永井拓郎 原作:大崎善生 脚本:向井康介 撮影:柳島克己 美術:安宅紀史 音楽:半野喜弘 主題歌:秦基博『終わりのない空』
出演:
松山ケンイチ(村山聖)/東出昌大(羽生善治)/染谷将太(江川貢)/安田顕(橘正一郎)/柄本時生(荒崎学)/鶴見辰吾/北見敏之(村山伸一)/筒井道隆(樋口陽二)/竹下景子(村山トミコ)/リリー・フランキー(森信雄)
上映館:イオンシネマ新潟南SC4
採点:★★★★☆
ネフローゼ症候群という難病に冒されながらもひたすら名人位を目指した天才棋士村山聖のノンフィクションの実写化です。村山聖については、以前山本おさむのマンガを読んで知っていました。そのため、今回の映画も上映終了寸前に観ることができてよかったです。
映画は体調が悪化し、ついには膀胱がんになってしまいながらも将棋に、文字通り命を懸けた村山聖を、松山ケンイチが熱演しています。ライバルであった羽生善治も、東出昌大が好演。この二人の対決がこの映画の本線です。
ただ、映画としては、将棋の描写はなかなか難しい。やはりどうしても単調で飽きてしまう部分はところどころ見られました。単に泣かせる映画にはしたくない、という監督の思いはわかるのですが、難病を扱う映画のむずかしさを感じずにはいられませんでした。
http://satoshi-movie.jp/

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