「きらきら眼鏡」
2018年 121分(S・D・P)映倫 G
監督:犬童一利 プロデューサー:相羽浩行 アシスタントプロ
デューサー:杉浦美奈子 原作:森沢明夫 脚本:守口悠介 撮影:根岸憲一 美術:吉川都和 編集:佐々木弥生 キャスティング:前信介 音楽:神村紗希
出演:
金井浩人(立花明海)/池脇千鶴(大滝あかね)/古畑星夏(松原弥生)/杉野遥亮(小山田孝之)/片山萌美(秋野正枝)/志田彩良/安藤政信(木場裕二)/鈴木卓爾/大津尋葵 /成嶋瞳子/ 菅野莉央/大西礼芳/長内映里香/山本浩司/モロ師岡
上映館:新潟市民映画館シネ・ウインド
採点:★★★★☆
大切な人を失った痛みにひとは耐えられるか、がこの映画のテーマ。3年前に恋人を事故で失った駅員の明海と肺ガンで余命宣告された恋人を持つあかねとの交流を描いた佳作。
2人の演技が抑制的で自然な感じがして良かったです。ひとつ気になったのは、主人公の名前明海です。原作では文字で見るので違和感はさほどないのかもしれませんが、通常あけみというのは女性名なので男性主人公の名前としては不自然に感じられました。これは変えた方が良かったのでは。
あかねは何でも隠さず話す人で、彼氏にも明海の事を伝えてしまうわけですが、それが彼氏の心を苦しめるというのはつらいですね。
そんなあかねに明海は癒やしを感じて好意を寄せるわけですが、死の迫った恋人の存在を知って苦悩する。こういう設定の描き方は幾通りも考えられます。この監督はとても抑制的に描いているので賛否が分かれるところだと思いますが、私は好ましく感じました。
https://kirakiramegane.com/movie/

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