「劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ」
2019年(松竹) 100分 映倫:G
監督:石原立也 原作:武田綾乃 脚本:花田十輝 キャラクターデザイン:池田晶子 美術監督:篠原睦雄 色彩設計:竹田明代 楽器設定:高橋博行 撮影監督:高尾一也 音響監督:鶴岡陽太 音楽:松田彬人 音楽制作:ランティス ハートカンパニー 音楽制作協力:洗足学園音楽大学 演奏協力:フレッシュマン・ウインド・オーケストラ 音楽監修:
大和田雅洋 アニメーション制作:京都アニメーション
声の出演:
黒沢ともよ(黄前久美子)/朝井彩加(加藤葉月)/豊田萌絵(川島緑輝)/安済知佳(高坂麗奈)/石谷春貴(塚本秀一)/藤村鼓乃美(中川夏紀)/山岡ゆり(吉川優子)/津田健次郎(後藤卓也)/小堀幸(長瀬梨子)/雨宮天(久石奏)/ 七瀬彩夏(鈴木美玲)久野美咲(鈴木さつき)/土屋神葉(月永求)/寿美菜子(田中あすか)/櫻井孝宏(滝昇)
上映館:イオンシネマ新潟南#2
採点:★★★★☆
3本目はアニメの総集編ではなく、劇場用オリジナルです。新学期となり久美子は2年生になりますが、新入生は揃って個性の強すぎるひとばかり。上級生との間にたって苦労の絶えない日々が続きます。
それにしても、せっかく出来たボーイフレンドも、吹奏楽に専念したいと付き合いを先送りするって言うのはとても日本的なストーリーだと思います。まるで家族を犠牲にして働くサラリーマンみたいです。
やっぱり日本の青春ドラマは恋愛も何もかも犠牲にして打ち込むのが美しい、という考えに毒されているのでしょうか。
この映画のクライマックスは関西大会の決勝の演奏シーンでしょう。この作画の凄まじさ。リアルさを追求するあまり、照明を映したテレビカメラのレンズの埃まで再現しています。ハレーションを描くのはもう普通ですが、埃まで描かなくてもいいんじゃないかしら。
日本のアニメの技術の高さを示しているのかもしれませんが、そんなところまでこだわらなくても良いんだよ、と製作陣には言ってあげたくなりました。日本のアニメ、マニアックすぎます!
http://anime-eupho.com/

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