「地球防衛未亡人」
2014年 配給:トラヴィス 上映時間:84分
上映館:新潟シネウインド(ブルーレイ上映)
採点:★★★★☆
監督:河崎実 企画:村岡貞之 製作総指揮:星野晃志/伊藤明博/森岡宣喜/恩田宏紀/河崎実 プロデューサー:関谷和隆/河崎実 脚本:河崎実 撮影:須賀隆 デザイン:藤原カムイ(ユニフォームデザイン)麻宮騎亜(怪獣デザイン) 編集:鈴木邦智 振付:色羽紫 音響効果:柴田浩明 主題歌:Only Love Hurts『愛のキサナドゥ〜地球防衛未亡人のテーマ』 照明:佐熊愼一 特殊造形:香西伸介 助監督:萩原周平
出演:壇蜜/大野未来/福田佑亮/福本ヒデ/ノッチ/きくち英一/古谷敏/沖田駿一/モト冬樹/堀内正美/森次晃嗣/なべやかん/岩井ジョニ男/元気屋エイジ/色羽紫/山口敏太郎/森まさひろ/破李拳竜/岡田ゆういち/塩野勝美
「ペコロス」を★2つにしたのに、こんなアホな映画を★4つにするなんて、やっぱりオラの頭はどうかしてるだ。
でも、面白かったのでしょうが無い。川崎実監督は「いかレスラー」も「コアラ課長」も見てない。初見です。一方主演の壇蜜も、全く見たことがなかったのでこちらも初見。壇蜜って、ぜんぜんいいと思わないので、同じ地球防衛軍「JAP」隊員の大野未来ちゃんの方が断然好みです。未来ちゃん主演だったら★5行ってました(笑)。
で、映画の中身ですが、往年の「大怪獣ガメラ」とウルトラシリーズを合わせたような内容です。ですが、ガメラ(湯浅監督の白黒の方)があまりにも酷いストーリーだったのを考えると、この映画のストーリーは至極まともです。怪獣映画の王道です。冒頭、壇蜜の「アメノ・ダン」隊員を、森次晃嗣の司令官が「ダン隊員!」と呼びかけるところはしびれます。ああなぜこの映画に壇蜜が主演しているのか、いや、壇蜜でなければいけなかったのかが一瞬で理解できます。壇蜜は3年前までは芸者だったのに婚約者を怪獣に殺され、復讐のためJAPに入隊し、3年でエースパイロットになるのです。なぜ壇蜜が芸者で日舞なんぞ踊っているのかは映画のクライマックスで解き明かされます。そうです、この映画のストーリーには破綻がないのです。(本当か?)
こういう映画を見ると、映画を見るに当たって予断を持ってはいけない、とつくづく感じます。往年の大怪獣映画や「宇宙からのメッセージ」を楽しめたあなたなら、この映画もきっと楽しめると思いますよ。
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