はい、大変お待たせしました。
3D最後のイベントです。
3Dはいろんなパフォーマーと組んで出ることが多い(TOY THATER、かっしーさん、ミスターきくちさんなど)、いわゆる隙間産業パフォーマーでした。
今回は3D単独の珍しいショーです。
岩見沢でやったショー以来2回目でした。
場所はJR札幌駅と、最終回にふさわしい場所でした。
このイベントは公開オーディションでした。
審査員が5人いて、面白くないと判断されると、パトランプが光ります.
このパトランプが3つつくと、そのパフォーマンスは強制終了されます。
NHKののど自慢のような形式です。
しかしオーディションに合格すると札幌駅で1年間パフォーマンスが出来るというライセンスがもらえます。
3Dの出番は12時からとなっていました。
そこで受付の待ち合わせを、余裕を持って10時半からにしました。
ここで2つの誤算がありました。
1つ目は3Dの出番が15分早まったことでした。
どうやら前のパフォーマーが遅刻するからということでした。
2つ目はDめな人の遅刻でした。
Dかい人は焦りました。
モーニングコールして起こしたはずなのにくる気配がありません。
どこか遠くに逃げてしまったのではないかと心配しました。
やや遅れてDめな人が到着しました。
どうやら2度寝してしまったようです。
時計を見るとショーまであと1時間を切っていました。
あわてて衣装に着替えてスタンバイしました。
そんなこんなで3D最後のステージが始まりました・・・
最初のオープニングでさっそくDかい人がやらかしました。
かっこよくクラブを足の下から出してスタートするはずが、出来ませんでした。
それくらい今回のショーは緊張していました。
肝心のシザーキャッチは決まったものの、その後の背中でキャッチするのにも失敗しました。
その後の4クラブも連鎖して失敗。
がっかりでした。
つかみは完全にダメでしたね。
パトランプのプレッシャーに負けました。
すいません。
気を取り直してギターの小芝居。
ひたっすらノリノリの小芝居でした。
あのテンションでごまかすしかなかったのです。
すいません。
そしてジャグリング体操。
後でビデオを見てみたらとても硬かったのが印象的でした。
ずっと見ていたTOY THEATERは『油を注したほうがいいんじゃないの』と心配していたらしいです。
すいません。
次はDJの音楽。
本当はこれだけでひとつの作品を作る予定だったのですが、時間の都合により、つなぎの音楽になりました。
Dかい人は紅白帽子を真上に投げたつもりなのに、壁の後ろまで投げてしまいました。
Dめな人は紅白帽子を壁の後ろに投げたつもりなのに、真上に投げてしまいました。
すいません。
ピアニスト&ピンクパンサー&パス。
この一年間でとてもやりこんだ技ですね。
安定感がありました。
今回は謝りません。
最後はDかい人のソロルーチン。
前回も書きましたが、このショーのために特別に組んだルーチンを用いました。
ハイリスクハイリターン。
もう記念と割り切って、難易度の高い技(だからといって必ずしも見栄えがいいとは限らないのですが。)をガンガン入れました。
自己満足の部分が結構入っていました。
すいません。
3、4ボールのルーチンはまずまずでした。
ただ、ここで安心してしまったのがダメでした。
Dかい人は5ボールをほとんどミスしたことがありません。
しかし久しぶりに4ボールが決まったのでほっとしてしまったのでしょう。
正直最悪でした。
約30秒の間に3回ドロップしました。
最後のポーズがかっこよく決まったからというものの残念でした。
ほんっとうにすいません。
結局最後のショーも謝りっぱなしでした。
最後の審査員のコメントも鋭かったですね。
『これ合格しても札幌駅でやってくれるんでしょうか?』
これには困りました。
そうです。
来週Dかい人は、茨城県に引っ越してしまうのです。
審査員の人はこのことをどこかで聞いたのでしょうかね。
このときほどサングラスかけておいてよかったと思ったことはありませんでした。
Dかい人はものすごく目が泳いでいました。
マイクを渡されて出てきたコメントは
『出来るかわからないんですが、極力参加したいと思っています。』
いい子ちゃんのコメントでした。
審査員の人も一言。
『わかりました。』
この間はただただ苦笑いするしかありませんでした。
すいません。
これで3Dの最後のショーが終わりました。
確かにまな板の上の鯉でした。
ひたすら切り刻まれました。
これでもかというほどに。
まあ、でもこれもいい思い出になりました。
そして結果発表です。
3Dは絶対落選するだろうと思いました。
もし受かっても定期的にパフォーマンスが出来ないことを審査員の方は知っていると思ったからです。
しかしなぜか3Dは通りました。
これは本当に不思議でした。
今でも謎です。
ともかくこれで3Dは札幌駅でパフォーマンスするライセンスを獲得しました。
Dかい人には『2回はパフォーマンスするために札幌に戻ってこなければならない』という新たな目標が出来ました。
審査員の方々はここまで計算していたのでしょうかね。
やっぱり謎です。
この日の最後はパフォーマーの皆さんが、Dかい人の送別会を開いていただきました。
この送別会のインパクトもすごかったです。
この話はまた今度。

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