北広島で開催されている『パペットカーニバル』に参加してきました。
3Dは菊池さんと一緒に、当日の朝3時まで音作りやオープニングの音あわせをやっていました。
そして集合が8時30分でした。
Dかい人は眠い目をこすりながら準備しました。
どうやらDめな人も無事起きられたようで、出発しました。
北広島の芸術文化ホールには9時30分ごろ着きました。
会場では小さな子たちがたくさんいました。
3Dは思いました。『この子たちに夢のないショーをやるんだなぁ』と。
そう、今回はいつもと違ったオープニング形式です。
まず衣装が違います。
3Dは基本的に赤シャツとオレンジシャツですが、今回のコンセプト(ミスターきくちプロデュース)は『異様な雰囲気』です。
そういうわけで今日は黒シャツにネクタイ、そしてベストと黒ズボンにサングラスでした。
夢も希望もありません。
そしてオープニングには仮面をかぶります。
そしてボウフラのようにゆれます。
で、その仮面つきのボウフラがパントマイムしながら子供たちに握手を求めて動き回るという設定でした。
一同とても不安でした。
『握手を求めたとき、子供たちが泣いたり、逃げ惑ったりしたらどうしようと。』
そんなこんなでオープニングセレモニーが始まりました。
最初はパフォーマーの紹介でした。
私たちの前はぐっちさんで、子供たちにステキな笑顔を振りまいていました。
それに対して、私たちはとても対照的でした。
どうみてもどっかの弱そうなチンピラでした。
ボールを持っていることで、かろうじて芸人に見えました。
その後、しばらくしてショーの開始でした。
私たちがやる場所ではぐっちさんがショーをやっていました。
相変わらずすごい人だかりです。
いよいよ仮面を使ったオープニングが始まりました・・・
最初のボウフラは気持ち悪さを出そうと一生懸命でした。
だんだん仮面が熱くなってきました。
ミスターが仮面の口にチューブを挿しているのに納得しました。
本当に苦しかったです。
さてDめな人(仮面つき)が子供の一人に握手しようと近づきました。
不気味なウォーキングで。
ところがわれわれの予想とは違って、子供は逃げ出しませんでした。
まあ固まっていたのかもしれませんが。
次は握手したとたん、手首をひねられる演技です。
正直いまいちでした。
わざとらしさが、いたるところに見られました。
でも何とか無事に誰も泣かせることなく、オープニングは終了しました。
その後はいつもの演技です。
仮面のおかげか(!?)リラックスしてショーをやることができました。
今日は3回ショーをやりました。
そこには、ショーをやるごとに仮面にはまっていく3Dがいました。
仮面は面白いです。
こっちがニヤニヤしたり、おどおどしたりしていてもばれません。
ただ付けているだけで不思議な雰囲気を出せるのです。
しかも汚い素顔をさらさなくてもいいのです。
それゆえに脱いだときガッカリされますが。
この魅力に3Dはとりつかれ、3回目のショーではのびのびとボウフラを演じることができました。
フィナーレも無事終わり、さて帰ろうと思ったとき『すいません。写真を一緒に写ってもらえないですか?』と声をかけられました。
見ると小さい女の子とそのお母さんでした。
3Dはうろたえました。
周りはピエロがたくさんいて、ステキな笑顔を振りまいています。
『なぜうちらと写真を撮りたがるんだ??目が悪いのか???』
そして言いました。
『本当に僕らでいいんですか?』と。
『いいんです』とお母さん。
世の中には奇特な方がいるんだなぁと思いました。
早起き+3回のショーで3Dはぐったりと疲れていました。
帰りに2人そろって、きくちさんの車で寝てしまいました。
でもつぼ八に寄って少し飲みました。
今回はミスターきくちと組んでショーをやりました。
仮面を使った演出をもっと練りこむといいものができそうです。
いろいろと勉強になった一日でした。

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