今回は 染織にかかわりのない 話です
娘(二女)から 「お母さん 伊勢神宮に行かない?」
と 誘われて 行って来ました
岐阜県の郡上八幡生まれの 私の 小学校の修学旅行の
行き先といえば 伊勢神宮と中日新聞社
数えたら 56年振りの 伊勢神宮です
記憶にあったのは 「五十鈴川に 下りて 水に手を入れた」
ということだけでした
同じことを してみました
宿に入り 2日目の日程を決めたのですが
「せっかく ここまで来たのだから 那智の滝は 見たい」
という 私の強い希望で 時刻表と
にらめっこで調整しました
よし 15時37分に 最寄駅の那智駅で 列車に乗れたら
2日目の 宿 (尾鷲の近くでした)に
ちょうどいい時間に 入れる と決定
翌朝 6時過ぎに宿を出て 内宮参拝し
伊勢市駅を 8時半過ぎには 出発
一路 那智の滝の 最寄り駅
”那智勝浦”を目指しました
南紀1号の 列車の中で 鉄板のティータイム
出来立ての赤福と 伊勢茶です
(実は 今回の旅まで 紀伊半島の大きさが
わかっておらず 南の端まで チャッチャと
行けるつもりでいたのですが その遠いこと
ジパングの チケットを眺めたら なんと
篠ノ井ー名古屋 間が 3100円
那智勝浦ー名古屋 間が 3300円でした
これには 心から 驚きました)
10年ほど前 根津美術館で 「那智滝図」を見たとき
”いつか 実物を 見たい”と 願ったのが
やっと 実現できました
冬のことで 水量は多くはありませんでしたが
やはり すばらしかったです
私の ベスト ショットです
その後 15時過ぎに 那智駅着
無人駅のこととて ホームも調べ 駅の 時刻表も
改めて 確認
「15時47分 よし30分あるから お茶しよう」
と 駅の ロータリーにあった 喫茶店に入り
美味しく コーヒーをいただいていたら。。。
さっき 調べたホームに 列車が入り
「あれ」と 言っている間に 出て行きます
「えーーー 乗り遅れちゃった」
「さっき調べたの 和歌山行きの 時間だったんだ」
と あせりまくりましたが どうしようもなく。。
喫茶店の マスターさんも 自分のことのように
おろおろして いらっしゃいます
なんせ 次の列車 2時間後でないと来ないのです
「お母さんに 確認させた 私がいけなかった」
と 反省していた娘が
「新宮駅で 20分 待ち合わせがあった」と ひらめき
マスターさんが 大急ぎで タクシーを呼んでくださり
かけつけてくださった タクシーの運転手さんも
70歳の 大ベテランさんで 絶妙のハンドルさばき
新宮駅に 列車の出る 3分前に 辿り着きました
駆け込んだ 列車から 眺めた 水平線の上に
広がる サーモンピンクの 夕焼けの 美しかったこと
忘れられない 旅になりました

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