妻宗廣佳子が2020年10月21日、天上に旅立ちました。
普段よりブログをご覧下さっている皆さま、
逝去に際して御厚情を賜った皆さまには心より感謝申し上げます。
佳子は六月まで元気で展示会に向けての制作も頑張っていました。
六月後半になり胃が痛いと病院へ行き、胃がんと診断されました。
抗がん剤での治療も試みましたが、
最後は自宅で点滴のみの療養に切り替え、
その他には枇杷の葉の上に温めたこんにゃくを載せる
温湿布を朝に夕に励んでおりました。
「あー温かい。良い気持ち。お父さんありがとう」とその都度言ってくれました。
食事はほとんど摂れなくなっていましたが、
十月始めまで多くの方とメールなどでのやり取りは続けており、
本人も痛いところなどはなかった様子なのが救いです。
診断から三ヶ月と十四日で、夜中に「お父さん 眠りたい」と言って息を引き取りました。
残念です。
コロナ禍にも関わらず、お通夜と告別式には三百人を超える方々にお越しいただき、
佳子の日頃の交友関係の広さに大変びっくりした次第です。
佳子の残した作品を今後ご覧いただく機会もあるかと思います。
残された家族とも今までと変わらぬおつきあいを頂戴できましたら幸いに存じます。
2020年 11月
吉澤武

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