2008/9/24

対馬ルリ子 「きょうは、女医会のご紹介をしたいと思います。」  日記

対馬です。秋らしい青空と澄んだ空気になってまいりましたね。
 きょうは、女医会のご紹介をしたいと思います。わたしは、2001年ごろから、社団法人日本女医会(http://jmwa.or.jp/)に、入っています。
 その数年前、低用量ピルの日本での認可を働きかけるために、わたしは仲間たちと手分けして超党派の女性議員さんたちや厚生省(当時)母子保健担当者、そして主だった女性医師たちに会いに行っていた時期がありました。たまたま指定されて「日本女医会総会」の会場にまぎれこんだわたしは、その重厚さ?、迫力、きらびやかさに圧倒されたものです。まるで皇族かと思うほどの立派なスーツ、お帽子、お花、大きな指輪やネックレス・・"ひゃー、ここはどこ"と恐れをなしたものでした。が、最近はすっかり雰囲気が庶民的になり(わた
しが入ったせいか?)「働くおかあさんたちの会」風になってきました。
 そして、荻野吟子、吉岡弥生以来100年以上の歴史を誇るこの会は、「女性や子どもやお年寄り、そして働く女性たち、特に若手女性医師を支援する社会貢献事業」を柱に、どんどん変貌しているのです。
 9月21日日曜日は、東京都田町の働く女性の未来館で、「医学を志す女性のためのキャリアデザインセミナー2008」を開催しました。対象は、医学を志す女性たち、学生さん、研修医、医師、社会人、そしてその支援者たちです。
 女性医師のキャリアアップを本気で支援している日本女医会理事、産業医の荒木葉子先生とか、「女性医局」という会社で女性医師就業支援をしている長瀬淑子さん、東京女子医大教授で、保育とワークシェアによる女性研究者支援をしている斉藤加代子先生などのお話のほか、救命救急医の並木みずほ先生、都の福祉保健局の住友眞佐美先生、聖マリアンナ大学内科の新明裕子先生、前衆議院議員で精神科医の水島広子先生、女性外来のクリニックを目白でやっている皮膚科の(女性医療ネットワークの仲間の)平田雅子先生と、さまざまな立場の女性医師たちの、とても率直なお話がこころにひびきました。
 わたしは、このセミナーを応援する立場だったのですが、みんなのお話をきいて感激したり、うなずいたり、「やはり問題は山積だ。頑張らねば!」と発奮したり。
 このセミナーで、長瀬さんに紹介された三重からいらした皮膚科のドクター、垂水先生は、男性ばかりの大学や病院で、何年もやりたいこと、言いたいことをがまんして孤独に仕事してきたそうです。そして、1ヶ月前に一念発起して東京にやってきたそうですが「なんで突然東京に来たの、思いつきで行動したでしょと長瀬さんに言われたけれど、そうじゃない。わたしはずっとずっと考えて、求めてきて、そしてとうとう行動に移しただけなんです。」とおっしゃっていました。そうだよね!わたしも、本当にやりたいことは、ココロにあたためて、そして決心して、覚悟をもって一歩ふみだせば、きっと開けていくと信じているし、わたしたちは、それこそを応援したいんだからね!
 セミナー会場で、発言しながら思いがあふれて泣き出した若い女性医師もいました。医師の仕事がつらくて辞めたいと言ったら、お父さんは「だから女には医師は最初から無理なんだ」と言い、お母さんは「医師なんかさっさと辞めて結婚したら」と言ったとか。「誰もわたしの医師になりたかった思いや、つらくても続けたい気持ちをわかってくれない」という彼女に、「そういう時こそわたしたちに相談して」とかけよった女医会の理事の先生方の姿も印象的でした。
 現場の医療を担う医師の減少、医療から遠ざかる女性医師の増加にともなって、その再研修・再就職支援などが叫ばれています。たとえ医師であっても、親や夫の無理解、職場の上司や同僚の心ない言葉、子育てとキャリアとの板ばさみで悩むひとりの女性です。医師の迷いや自信のなさは、診療へのとりくみかたや、患者さんへの態度へも表れます。女性が働きやすい、女性が周囲の人々に祝福され応援されて自信をもって働ける社会を、わたしたち自身の手で、声で、実現したいなあと思います。
                        (2008.9.24 対馬ルリ子
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ