2008/9/11

関根さおり 「9月限定募集!女性ホルモン入りクリームの美肌効果を調べてます」  お知らせ

 こんにちは。1ヶ月がたつのは早いですね。またお当番が回ってきました婦人科の関根(さ)です。先日、ヴェネチア映画祭にも出た「スカイ・クロラ」という映画を観にいきました。小説家の森博嗣さんという方がお書きになった連作の一部を映画化したもので、各国が実際に戦争をする代わりに戦争法人という会社による政治的娯楽的にショーアップされた代理戦闘が行われるようになった近未来の世界を舞台としています。子供の外見のまま成長を止め、老化も自然死もしない特殊な「若者」たちが戦争を求める一般大衆の潜在的要求を満たすために戦闘機パイロットとして空中戦を繰り広げる話で、すべてが詳しく説明されずに映画は終わるので不思議な後味が残りました。このお話のテーマは何だろう、と原作を全巻買って読んでみましたが、いまだに納得いく結論には達していません。ただ、戦死しない限り(原則的には)永遠に生きることになる「彼ら」にとっては戦闘機に乗っている時間だけが本当の生を実感できる機会なのだ、という描写が繰り返されるのが印象的でした。もしご覧になった方がいらっしゃいましたら、外来でお会いした時に感想を聞かせてくださいませね。

 さて、「彼ら」と違い、現代世界に生きる私たちにとって加齢という名の老化は残念ながら避けられないものです。でも老化がなければ成長も有り得ないのですから、できる限りの準備をして上手に迎え撃ちたいですね。
 実は今、私たちはスキンケアと関係のある臨床研究をしています。クリニックのウェブサイトのトップページにもご紹介していますが、簡単に言うと「1ヶ月間、微量の女性ホルモンが含まれるクリームを決まった場所に塗っていただいてその前後と中間でお肌の状態がどう変わっていくかをホルモン変化と一緒に調べましょう」という研究です。妊娠・出産をする主な年代(25歳〜40歳)と、いわゆる更年期と呼ばれる年代(45歳〜55歳)でその効果に明らかな違いがあるかどうかも調べたいと思っています。
 気長にボチボチ研究できれば良いのですが、実は11月の学会で発表したいと思っているので、急がなければなりません。元々締め切りを守るのが苦手なタイプなので、「急なお話で申し訳ないのですがご協力いただけませんか?」と外来にいらした方々をスカウトさせて頂きつつ、ちゃんと間に合わせて成果を出さなければ、と胃の痛い毎日を送っている私です。

 そこで、ここをお読みになっている皆様でご興味のある方にもご参加頂ければ、とお願いすることにしました。以下に当てはまる方、もしよろしければ是非、お電話で外来診のご予約をお取りになってお越しください。使用するクリームの安全性は全く問題ありませんので、スキンケアやアンチエイジングに関心のある方々からのご連絡をお待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします。
 1.25歳〜40歳、または45歳〜55歳のおおむね健康な女性の方。
 2.現在、低用量ピルや女性ホルモン剤(その他、ホルモンを抑える薬を含みます)を使っていない方。
 3.2週間ごとに計3回必ずご来院いただける方。(現在通院中の方は通常の診察をかねてお越しいただいて構いません)
 4.半数の方には比較のためにプラセボ(女性ホルモンの入っていないクリーム)をお使いいただくのですが、ご自分がどちらに当たるかはお知らせできないのです。「それでも構いません」とおっしゃって下さる方。

 単なるお薬のモニターと違うのは、4番目の条件で、これが一番厳しいんじゃないかと思います。でもお肌の状態を測定できて楽しいですよ(資生堂さんから器械をお借りしています)。募集は9月一杯(状況により10月4日頃まで)、所定の人数に達するまで行う予定です。ご希望があれば詳しくご説明しますので、お気軽にお電話くださいませ。関根(さ)、泣いて喜びます1(^^;)。来月のお当番の時、その後の進行状況につきご報告しましょう。それでは外来で!
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