背水の陣 「静岡ダービー」 日本平決戦 ! !
「Jリーグ第28節 清水エスパルス vs ジュビロ磐田 at 日本平スタジアム」
今日は因縁の
静岡ダービーだ。
なかなか勝ち星に恵まれない清水は去年同様、残留争いに加わっている。この試合を含めて今年もあと7試合。ここで勝つのと負けるのとでは天国と地獄くらいの差がある。ましてや相手は強敵ジュビロ磐田。勝って勢いをつけたい所だったが・・・
≪試合結果≫
●清水 1−1 磐田
≪得点者≫
●磐田:そのまんま西(ヘッドの折り返しをダイレクト)
●清水:
兵働昭弘(マルキのシュートをGKが弾き、拾った兵働がミドル)
≪いろいろレポ≫
ダービーと同時に残留を決めたい。そのためにバスでスタジアム入りする選手と監督、そして一緒に闘う清水サポーター達に、俺達の意気込みを見せ闘志を出させるために、バス通路に仲間とメッセージ幕を貼りまくった。
そして開門1時間前にはサポーター有志による「決起集会」がスタジアム内バスロータリー切符売り場前で行われ、サポートを真剣に考える大勢の熱いサポーターが参加し、試合前の士気を高めた。
そして選手を乗せたバスがついにスタジアムに到着。バスが来ると同時に「マーチ」の大合唱。みんなサンバのリズムに合わせてマフラーやマーチ旗をふり、メッセージ幕を出し、ゲーフラを挙げ、超Ultraチック!!いつもの試合前のマッタリ感ではない。ここに来たみんなはこの試合の重要性を分かっている。既にこれだけで俺の声は潰れてしまった。
逆に磐田の選手バスが来ると、清水サポは闘志を剥きだしにして大ブーイング。もちろん物を投げたり壊したりする奴はいなかったけど、言葉では表現しにくいくらい、それはもう殺伐した雰囲気でした。清水側による超アウェイの洗礼を受けた磐田の選手と監督は必死に引きつった表情を堪えて苦笑いをしていた。びびってんの??って感じで・・・。
そして選手のアップが開始され、歴代のJAL旗4枚とLA12を広げ、スタジアム全体を演出。スタジアム全体が一体となった素晴らしいサポートとなった。みんながサポートに参加するのって本当に素晴らしいことなんだなと痛感しました。
※ビッグフラッグを広げる際、西サイド1階席とメイン・バックのAゾーンに座って観戦される方々にも多大な協力をいただきありがとうございました。
この時、ごく一部の磐田サポから「蛍の光」が唄われたが、声が中途半端でカッコイイものではなかった。10数名が蛍の光に合わせて飛び跳ねてるのが非常に香ばしく、見ててイタタでした。まさに「REAL JUBLO イタタ」。それはそれはもうダサすぎて怒る気にもならなかった。
ダービー勝利と残留決めを願うサポーターが、メッセージ幕を東サイド以外の全ての場所に埋め尽くした。
本日のボールボーイは
「SUPER ORANGE BOYS!!」
最近、ユースがボールボーイをやると負けている。しかし今日のこの試合は先制されてから意地の同点弾による引き分けという、いい形を見せることができてまず一安心。この試合でユースの選手達は、「ダービーマッチ」という“意地と意地のぶつかり合う絶対勝たなければならない生死を賭けた重要な戦い”だということを肌で感じてくれただろう。凄まじい戦いを側で見たユースの選手達にはトップ昇格を目指して、この舞台に立ち活躍して欲しい。こんな風に思いました。頑張れよ!!
そして遂に試合開始。
今日はスタメンに抜擢されたSOBからの刺客“エディー”枝村匠馬に注目した。そして開始早々に俊秀が体を張ったプレーでイエローカードをもらう。この警告でシーズン2回目の累積4枚となってしまったため、次節から痛い「2試合の出場停止処分」となってしまう。注目の枝村だが、攻守に大検討を見せる。しかし磐田の そのまんま西 にフリーでゴールを決められ、磐田に先制されてしまう。しかし今日のサポーターの意気込みは半端ではなかった。いつもならシュンとなって音量が下がってしまうのだが、声のボリュームは下がらず、ヒートアップしたサポートが継続された。この思いは選手のハートに届いたであろう。このまま前半が終了して、1点ビハインドで後半を迎える。
後半に入っても清水の勝つ気力は失っていなかった。いつも後半立ち上がりに追加点を許すとチームは気力がなくなって負けてしまう。しかしこの日は選手もサポーターも意気込みが違う。そして後半21分、右サイドからパスを受けたマルキがGK川口と1対1になりシュートするも川口にはじかれるが、つめていた兵働昭弘がこぼれたところを思い切りの良いシュートを放ち川口の手をかすめゴールネットに突き刺さる同点弾を決めた。
しかしこのまま1−1で試合は終了した。
絶対勝つ気で臨んだ試合だったが、惜しくも勝つことは出来なかった。ガンバ戦と大分戦の大敗に比べ、明らかにチームは進歩していたとは思う。貴重な勝ち点1を取り良かったとも思う。先制されて気迫で同点にした。それも確かに進歩だし素晴らしいことだとも思う。だけど、俺はこの1週間、自分なりにいろいろ考え、幾度となくクラブハウスへ行き、クラブ職員と数回も話し合いを行い、チームの士気を高める努力をした。試合前日には早朝からクラブハウス周辺にメッセージダンマクを貼って、チームの士気を高める努力をした。ダンマクもたくさん作った。いろいろ犠牲にして精一杯の行動をした。
なのに勝てなかった。試合が終わったと同時に悔しさで涙が溢れ出した。俺は勝ちに拘っていただけに「この1週間の努力が何も報われなかった」と自分を責めた。周りの温かい人には肩を叩かれ「エスパルス悪くなかったよ」って慰められたけど、悔しくて悔しくてたまらなかった。俺のこの思い、みんなには分かるかな?
後で知った事だが・・・
磐田サポはダービーに勝てなかった(低迷する清水に追いつかれ引き分けた?)ことに、磐田の選手にブーイングをしてたらしいが・・・。あんなショボイ応援でブーイングする価値なんてあるのかね?って疑問に思ったね。選手を責める前に自分達を責めなきゃだめでしょ?あれじゃあ選手との信頼関係は一生築けないでしょうね。昔のプログは、まとまりがあって男気もあり、今よりはもう少しまともなサポートしてただけにちょっと残念でした。まぁ次のダービーまでには磐田G裏も立て直して欲しいよ。頑張れよ!
いろいろ書きたいことはあるけどキリがないからこの辺で終わります。
勝ち点を積み上げ早く残留決めよう。みんなで闘うぞ!!

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