第14回 日本クラブユースサッカー選手権
(U-15)静岡県予選 3次トーナメント 決勝
清水エスパルス vs ジュビロ浜松 at 大井川町河川敷運動公園
≪試合結果≫
清水エスパルス 1−1(PK 1-3) ジュビロ浜松
≪得点者≫
●
山崎教史(達也左CKを教史がバックヘッドで合わせてGKがキャッチミスしてGKの股を抜けてゴール)
≪スタメン≫
-----関口----畑------
---------------------
---------柴原--------
石原-------------山田
---------達也--------
---------------------
西川--教史---蓮--加藤
---------------------
---------長島--------
≪選手交代≫
OUT 石原 ⇒ IN 大島(LSH)
OUT 関口 ⇒ IN 櫻井(FW)
≪ポジションチェンジ≫
畑 ⇔ 柴原(ポジションそのまま入れ替わり)
≪警告≫
大島(異議)
≪後記≫
静大での天皇杯を終え、150号線でひたすら西へ移動。試合30分前位に大井川河川敷グランドに到着。雨はほとんど止んではいたが、水を含んだピッチはスリッピーでビシャビシャな感じ。会場に着くと中体連の決勝戦が行なわれており、静岡学園が翔洋を下し、チャンピオンシップ出場を決めた。エスパルスが勝てば去年のリベンジを果たせる絶好のチャンスが到来する。横断幕を貼りしばらくすると試合が開始された。
対戦相手のジュビロ浜松(旧ジュビロ浜北)はジュビロ系ジュニアユースチームの中でも最も強豪で、新人戦(キンパラカップ)でもPK戦まで行った相手。その時はエスパルスがPK戦で勝ったので、ジュビロ浜松も相当気合が入っているようだ。一方エスパルスも山田健太が大きな声で「絶対県1位になるぞ!」とチームメイトに気合を入れる。
試合の立ち上がりはジュビロがペースを掴む。スリッピーなグランドはボールコントロールを狂わせ、エスパルスのトラップミスを徹底的にチェックされる。ボールを取ったら素早く前線にボールを入れ、ゴールを狙うという戦い方だったように思える。その攻撃にまんまと乗せられてしまい、ジュビロ浜松に中盤を支配され、エスパルスはなかなか決定的な場面が作れない状態が続いた。
清水は何回かサイドを突破され苦しい展開が続いた。しかし相手のロングボールにはCB教史と蓮が鉄壁なDFでことごとく跳ね返し得点を許さない。最後はGK長島がシュートを止める。清水が誇る鉄壁の守備陣がジュビロ浜松の攻撃を守りぬいたといった前半だった。
後半になると柴原がFWにポジションチェンジして決定力に懸ける。すると徐々に清水が前線までボールが繋がるようになっていった。後半は互角以上に清水が攻めまくる。しかし不可解なジャッジによりPKを取られてしまう。近くで見学してた通行人も「あれはPKじゃないね」と怒っていた。ここは抜群な反応で長島がセービング。しかしそれから数分後、一瞬のミスを相手につかれまさかの失点を許してしまう。まだ時間はある。大丈夫!この失点により、清水は目を覚ましたかのように攻め立てる。柴原が抜群のボールコントロールでゴールを狙うが、ジュビロ浜松もガチガチに守る。なかなか得点が決まらない。選手の顔にも焦りの色が見えてくる。俺たちサポーターは「まだ時間あるぞ!落ち着け!」と選手達を励ました。もう流れは完全に清水。積極的にゴールを狙うが、浜松のDF陣とGKが必死に守る。でも勝機は清水にあると疑わない俺たちは選手達が攻撃の手を緩めないのと同じように応援の手を緩めなかった。そしてついに・・・。
清水が得た左CKを達也が蹴る。やや遅めのボールは上がってきた教史が競い勝ちバックヘッド気味に合わせると、GK正面に。しかし濡れたボールはキーパーグローブから滑り落ち、自身の股を抜けてゆっくりゴールへ吸い込まれていった。同点GOAL!!!よっしゃ!!
しかし同点では勝てない。得点後もどんどん攻め続ける。ジュビロ浜松は失点のショックからか攻撃のリズムが作れなくなっていた。こうなったらもうエスパルスのゲーム。勝機はウチにある。選手もサポーターもみんなそう信じていたはず。しかしながら時間はどんどん過ぎていく。
試合終了間際には達也の左CKがゴール前でグンとカーブがかかり、直接ゴールになるかと思われるようなシーンもあったが、残念ながらファーに流れゴールにならず。試合は前後半が終わって1−1。大会プログラムによれば5分ハーフの延長戦に突入。よし、流れは清水にある。大丈夫。かと思われたが・・・。
なぜかいきなりのルール変更により、いきなりPK戦となってしまった。グランドコンディションが悪く延長戦を中止にしたのか?まったく意味がわからん。流れは清水だっただけに運に任せるPK戦にいきなりなったのは残念な限りだ。ベンチに一度戻って岩下潤監督から何らかの指示を受けていた。
もう一度、円陣を組んでPK戦に臨む。先攻の浜松、後攻の清水。浜松がまず決める。清水は加藤が一番最初に蹴るが枠の外。浜松の2番目にも決められてしまい、清水の2番目は西川。これはGKに止められてしまい、苦しい展開になる。浜松3番目は長島が止める。清水4番目は櫻井。これはしっかり決める。浜松4番目は枠外。ここで決めればイーブン。清水4番目は今日一番声を出してチームメイトを奮い立たせていた山田。思い切り蹴ったボールはGKのファインセーブにより止められてしまう。山田はガックリ肩を落としてしまう。浜松の5人目のPKが決まり、PK戦1−3で浜松が優勝を果たし、2年連続のチャンピオンシップ出場権を逃してしまう。
PK戦が終わり、挨拶をする両チームイレブン。PKを決められなかった山田は泣き崩れていた。PKなんて運だ。誰も悪くないよ。浜松のほうにちょっとだけ運があっただけだよ。試合だって互角以上に戦っていたし。チャンピオンシップに出れないのは残念だけど、東海大会で再び浜松を倒せばいい。組み合わせからすれば両チームが決勝まで進むことが出来れば、再びジュビロ浜松と対戦することが出来る。その時までにもっともっと練習して技術を高めて気持ちで負けないように頑張ればいい。ケガで離脱中の亜人夢も成田も戻ってこれるはずだし。一緒に這い上がろうよ。ずっとオマエらをサポートするから。己を信じて頑張ろう!!
そのまま表彰式に。準優勝は清水エスパルス。悔しいけど夏のJ村に向けて気持ち切り替えて頑張るしかない。ここでしょげてたらそこまでだ。
これで終わりじゃないんだ。元気出せ!!
とりあえずお疲れさんでした。東海大会は絶対優勝しようぜ!!
試合的にはなかなかの好ゲームだったが・・・。
惜しくも決勝戦で涙。ほんとに涙が出るくらいに悔しい敗戦となった。
さぁ、いつまでもくよくよしていられない。東海大会でまた一緒に戦おうな。静岡県大会2位の清水エスパルスは東海大会1次グループリーグで「Dグループ」に入ります。グループリーグは7月1日(土)、2日(日)、8日(日)に行なわれ、上位2チームが10チームによる決勝トーナメントに進みます。そこで上位4チームに入れば夏のクラセン全国大会@J村に出場することが出来ます。やるっきゃないね!!
≪Dグループ≫
静岡県2位・・・(清水エスパルス)
三重県1位・・・(FC松坂)
静岡県7位・・・(ジュビロ沼津)
愛知県6位・・・(名東クラブ)
東海大会制覇に向けて頑張ろう!!
頑張れ!SUPER ORANGE BOYS!!