清水S-PULSE 6-4 栃木SC
得点者:
59分 矢島卓郎(清水)
68分 藤本淳吾(清水)
72分 マルキーニョス(清水)
73分 矢島卓郎(清水)
75分 只木章広(栃木)
80分 吉田賢太郎(栃木)
84分 藤本淳吾(清水)
87分 茅島史彦(栃木)
88分 マルキーニョス(清水)
89分 永井健太(栃木)

いよいよ天皇杯初戦。
相手はJFLの栃木SC。

今日のゴール裏
今回は日本平での試合だけど横断幕の設置可能場所とかいろいろ普段のリーグ戦とが違う事もあって普段メインスタンドに貼られる幕もゴール裏に出される。なんかこっちの方がいい気がするけど、スポンサーの看板とかの兼ね合いで普段は難しいだろうね・・・。

栃木SC側ゴール裏
現在JFLの栃木SCだけどJ2入りを目指しているらしく、サポーターも非常に多かった。バス6台で駆けつけたらしく、下手なJ1チームよりもサポーターは多かったし応援も人数以上の男声での応援でした。

試合開始。
試合の方は前半は栃木のプレスに苦しむ。マルキーニョスの決定的なミドルはポストに阻まれ、その後はなかなかボールを前線に出せない。横や後ろへのパスが多かった。ただこれも栃木のプレスが非常に良かったせいである意味しょうがない。だけどゴール裏からはヒステリックな罵声やブーイング、組み立てる意味でのパスとかも全て含めてそんな後ろ向きな声出してどうすんの?と思った。前半終了時にも盛大なブーイングが出ていたけど、その前に悪い雰囲気を作り出してるのがサポーター自身だという事に全く気づいていなかった。

そして後半・・・。
前半のようなプレスがなくなり、清水も相手の裏とかスペースへ走るようになって流れが変わる。だけど、相手FWがビッグチャンスを作りシュート、これが西部の真正面で救われる。後で思えばこのシュートが決まっていたら・・・。
その直後のCKのチャンスで矢島がようやく決めるとここから怒涛のゴールラッシュ、マルキの相手DFとGKを唖然とさせる素晴らしいシュートや淳吾、矢島のゴールで4-0。
でも本当の戦いはここからでした。4点のビハインドで落ち込むどころか前に出る栃木に対して明らかに受身の清水、こうなると次々に攻められて失点を重ねる。西部も弾きながら入ってしまうなどどこかおかしいし、DF陣も個々が相手に振り切られる失態。同じように集中が切れた栃木守備陣のお蔭で淳吾、マルキとゴールは重ねるがそれ以上に失点を重ねる清水。最後はファアサイドフリーの選手に余裕でボレーを決められる失態。

ゴール裏から当然のブーイング。
そして栃木SCコールと拍手。誰がやりだしたわけでもなく自然と起こったこのコール。前半のブーイングには疑問はあったけど、この後半の出来では試合終了後のみんなの表現はごく自然だった。守備がこれだけボロボロで、それなのに必死さとか気持ちが見えないんだからしょうがない。やってる選手たちからすればこちらの反応にはなんで?って思うかもしれないけど伝わらない事実がある。
その後もホーム恒例のウイナーズコールに王者の旗ってマニュアル通りの運営をしていたけど、当然みんなブーイング、おまけに歌も歌わない。そりゃそうだ・・・。
少なくともスタジアムのお客様とスポンサー様からお金をいただいてプレーしているプロがアマチュア相手にこの内容。相手は4点のビハインドで心が折れるどころかそこから奮起。どんなに突き放してもついてくる。つくづくサッカーはメンタルのスポーツだとはいうけど、我がクラブが技術はあってもメンタルでまだまだ幼い事を感じました。
だけど・・・。
試合後に選手が帰る時にぶーぶー文句たれてる人たちがいたけど、ゴール裏で声を枯らして闘ってない人にまでそんな事を言える権利がはたしてあるのかな?って疑問が個人的にはありました。天皇杯ってどうでもいい闘いなのかな?ゴール裏の普段と違う寂しさに非常にがっかりしました。

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