清水S-PULSE 0-0 大宮ARDIJA
得点者:なし

日本平は桜が満開。
毎年この時期に1試合か2試合ぐらいしかこういう時に遭遇しないんだけどの日本平の景色は本当にいいね。

今日の日本平は今にも降り出しそうな天気模様。

今日のボールボーイはエスパルスユース。
未来のエスパルス戦士の前で素晴らしい試合をして欲しい。

選手入場。
今日の相手は大宮。ここから浦和、G大阪と連戦が続くだけに最初は何としても勝ちたいところ。

前半開始。
序盤から大宮ペース。細かくパスを繋いでくる大宮、以前までなら単純に放り込むだけだったのに今年は大きくスタイルを変えた事で清水は対応が遅れる。せっかくボールを奪っても全体的にスピードのない攻撃になってしまいあっという間に大宮に守りを固められてしまう。それでもフェルナンジーニョに決定的な場面が訪れるが今日は不調なのか枠を外れてしまい前半は両チーム無得点で折り返す。

後半開始。
時間がたつにつれて全体的に間延びしてしまい逆に大宮にそこを狙われて何度か決定的なピンチが訪れる。西部のファインセーブ、更にクロスバーが弾いてくれるなどかなり危ない場面も続く。清水も西澤から岡崎、淳吾からエダ、終盤にはフェルナンジーニョを下げてアウレリオを投入して勝ちを目指す。そして試合終了間際、ゴール前でアウレリオがフェイントで相手をかわしたところを倒されてPKの判定。最後にくれたプレゼント、このPKを蹴るのはアウレリオ。しかし放ったシュートは甘いコースで大宮GK江角に弾かれて試合終了。

負けに等しいドローとはまさにこの事。
でも試合終了後にゴール裏からはアウレリオコールが起きていた。そう、徐々にだがアウレリオからゴールの雰囲気が感じられるようになってきた。PK失敗は正直痛いといえば痛いけどそれだけで彼を責める事はできない。ほんのわずかの出場時間でナビスコ杯・東京V戦、そして今日と惜しい場面が出てきている。以前はそれすらなかっただけにもうゴールが近くなってきていると思う。
それ以上に問題なのはチームとして流れの中から点を取る雰囲気が感じられないこと。リーグ戦でのゴールはエダ、淳吾、岡崎のミドルシュートのみ。肝心のサイドからの崩しとゴールが生まれていない現状は本当に心配だ。守備が本当に頑張っている現状で1点でも取れる力がないと今度は守備のバランスまで崩れてしまう事があるし攻撃陣の一層の奮起が必要だと思う。
それにしても選手もバラバラなんだが、もっと問題なのは後押しすべきサポーターかもしれない。サポーターのゴタゴタがある時は勝てないというのは過去の低迷期で学んでいるはずなんだけどね。己の利権や縄張り意識がいつまでたっても抜けない。それを変えたいと行動しているサポーターやコールリーダーの意見もまずはやってみようという気がない。15年やってきた結果が今の清水のゴール裏、現状に満足しているようでは何も変わらないし、何も良くならない。とにかく現場で起きている事は現場でしか決められない。密室の会議からは何も生まれない。
僕らが何年かしてゴール裏を去り、やがては亡くなる時がくるけど清水エスパルスというのは永遠に続くもの。というか続かなくてはいけないもの。その為に何が残せるかと考えたら次代に繋いで未来のゴール裏を作っていく事を真剣に考えましょう。
とにかく次はもう2日後、浦和戦。
何も言わなくてもみなさんは分かっているはず。何が何でも勝たなくてはいけない相手だという事を。


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