清水S-PULSE 2-1 京都PURPLE-SANGA
得点者:
48分 フェルナンジーニョ(京都)
53分 枝村匠馬(清水)
83分 OWN GOAL(清水)

1ヶ月ぶりの日本平。
空はもうすぐにでも雨が降りそうなあいにくの天気だけどようやくJリーグが再開。

試合前には和道の激励幕が出される。
このオフ期間中に代表に呼ばれ、更に自信を深めたと思うしクラブでも頑張ってやがては代表でも試合に出れるようになって欲しい。

選手入場。
今日の試合はパウロとアウレリオがスタメン、両サイドバックは右に戸田、左に山西の布陣。

試合開始。
序盤から清水がチャンスを作るのだけどなかなか決まらない。逆にこちらの裏を狙ってくる相手の攻撃に苦しむ。この中断期間中に移籍したフェルナンジーニョに3人が対応しながらも抜かれそうになる危ない場面もあった。結局前半は攻めながらも連携ミスなどもあり消化不良で終える。

迎えた後半。
清水はパウロを下げて兵働を投入する。いきなり試合は動く。48分に右サイドからの相手クロスがこちらのDFに当たってコースが変わって京都FW柳沢がヘッド、これは西部が素晴らしい反応で弾くがこぼれ球をフェルナンジーニョによって押し込まれて失点。絶対に負けてはいけない選手にあっさり決められるという最悪な形。しかもDF陣もこの一連の流れで棒立ち。
嫌な流れになったがこれをわずか5分で変えたのがエダだった。53分、右サイドで西澤がポストプレーから上がってきた兵働にパス、兵働が中にいるエダにはたき、これを受けたエダがPKエリア外ながら相手をフェイントで抜くと思い切ってシュート、シュート自体は勢いがなかったものの実にいいコースに決まって同点に追いつく。
しかし今日はその後もなかなか中盤を作れず苦しむ。55分には戸田を下げて純平を投入するが、61分には右サイドから京都MF佐藤勇人の強烈なシュートがクロスバーを叩くなどまだまだ危ない場面が続く。
なかなか勝ち越せない清水は78分にアウレリオを下げて原一樹を投入する。これが結果的には当たった。82分、自陣から左サイドへ出されたロングボールを原一樹が追って京都DF大久保に競り負けるがすぐさま立ち上がって奪い返してファウルを誘いFKを奪う。83分、このFKを淳吾がゴール前へ絶妙なクロス、ニアサイドに走りこむ原一樹が触れなかったもののこのマークについていた京都MFシジクレイが押し込むラッキーなゴールで勝ち越す。

試合終了。
その後決定的なピンチがあったもののこれは京都FW田原が外してくれて何とか勝利。

選手挨拶。
試合内容はともかく今季リーグ戦で初の逆転勝利は大きい。いつもなら失点した時点で下を向いて更に失点を重ねる悪循環に陥るんだけど今日の選手もサポーターもそういう感じではなかった。更にエダがこの苦しい時間に思い切ってシュートを打ってくれたのも大きかった。やはりシュートは打ってなんぼという事。

今日のヒーロー、原一樹。
決勝点は相手のゴールだったけど実質一樹のゴール。入ってからのスタジアムの盛り上がり、そして倒れても諦めずに奪い返したプレーといい今一番期待を抱かせる選手になってきたね。技術とかそういうものでなく気持ちが伝わってくる。
そして勝った試合恒例となってきた「LOCO LOCO」
いい感じで盛り上がっていました。最近はメインのお客さん、バックのお客さんもやる人が増えてきているしこれがもっともっと拡がって盛り上がっていって欲しいね。

試合後はバスをエスパルスコールで見送る。
コールリーダーからの発案でみんなで見送る。いろいろあるけど選手もサポーターも一丸になって少しでも今の状況から上を目指して頑張っていきたいね。そのサポーターだけど今日のゴール裏は何だか試合前から楽観視してるのか空気が緩かった。試合前から勝ちが計算できるようなわけないんだし、いつでも気を引き締めて欲しいし。ウルトラエリアに関しても以前よりも闘う気持ちが薄れてきている。味方のまずいプレーに野次やくだらないしゃべりがあったけど少なくとも選手の背中を押して闘う場所として今のままではとても力になれていない。前を向いて声で選手の力になれるような意識をもっと持って欲しい。
とりあえず勝ったけどまだまだJリーグは混戦状態。一つ負ければすぐ降格圏内、何があるか分からないし気を引き締めていきましょう。そして水曜日はナビスコ杯、頂点まであと5試合、ここまできたからこそ相手が鹿島といえども絶対に勝ちたい。


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