お疲れさまです、マミーです。
1年も気付けばもう6分の1が終わりますね。
いやー時間が経つのは早いものです。
約5ヶ月間に渡るカタログ作業。
そんなカタログ作業も終わり、やっと肩の荷がおります。
毎年カタログの編集をしていても、新商品が増えるとその都度全体の配置に悩み、あーでもないこーでもないとこねくり回しながら1つのページを作っています。
それと同じ様に、カタログの表紙も色々こねこねしながら考えています。
様々な意見はあると思いますが、個人的にカタログの表紙と言うのは「自分がやりたい事・思い描く事を自由に表現出来る」特別な場だと思っています。
普段レイアウトする看板のデザインは文字が見やすかったり、配色がはっきりしていたりと、見やすい様にある程度決まったパターンのようなものがあると思います。
そのパターンに更に飾りを加えたり、グラデーションなどで華やかにする事で見せ方を変えるのです。
ですがカタログの表紙に最低限のルールはあれど、パターンや決まりはありません。
細かな指示もなく、色の指定もなく、フォント1つとっても自由に選び配置出来る数少ない機会です。
・配色は明るい方が良いのか、暗い方がいいのか。
・文字は太いか、それとも細いか。
・目にパッと入りやすいデザインになっているか。
・イラストの大きさや配置場所はどうか。
・その配色や配置は全体を見て見辛くないか。
・自分はどんなものを表現したいのか。
・独りよがりなものになってはいないか。
・こだわりのポイントは自分の口で説明出来るか。
そして
・ゼストの商品カタログとしてふさわしいか。
1つのデザインを作るときに、私は少なくともこうした事を考えながら作ります。
ポンッ!と思いつくものもあれば、色んな参考資料を見ながら形作るものもあります。
選ばれる選ばれないは別にして表紙はカタログの「顔」になるわけですから、やはり自分が良いと思うものを提出したいのです。
こうして考えに考えて作り上げた過程が、次の自分へと続いていくと私は思います。
また、他のメンバーが考えたデザインから学ぶ事も大事です。
人の作業を見て学び、自分の力にする事はどんな仕事でも大事ですよね。
それを踏まえ、表紙案は自分の限界を知る大事な過程です。
時期的にも1年の総集編のような感覚にもなります。
いろんな人のデザインを見て、活かし、自分の引き出しを増やす事で、普段の看板レイアウトにも活かせる事がきっとあるはず…。
…と、あくまで私の考えですけどね…(笑)
ここではカタログの表紙でまとめましたが、もちろん表紙だけに留まらず、これから入ってくる新人達や2年目・3年目の子達にもこれまでの過程で得た知識やアドバイスを含め、それぞれの持つ感性を尊重しながら色んな事を教えてあげたいと思います。
それでは!

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