□ 映画「傷物語」の「満面の笑み」
高校二年生の春休み、阿良々木暦は伝説の吸血鬼「怪異の王」
キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと
出会った。それが「冗談のような地獄」「地獄のような冗談」
の始まりだった。。。
2010年のアニメ制作発表から6年、待ちに待った「傷物語」が
劇場版として公開(それも三部作)。期待度マックスで見に行
ってきました。
シャフトの渾身の映像と神谷浩史たち声優陣の入魂の演技が
これ以上ないほどかみあって。5年待ったかいがありました。
見終わった後、ただただ「満面の笑み」でした。
□忍野メメの「何かいいこと」
とりわけ嬉しかったのが「化物語」シリーズの一押しキャラ、
忍野メメと再会できたこと。
「随分と元気いいねえ。何かいいことでもあったのかい?」 が
口癖の自称「妖怪変化のオーソリティ」。サイケデリックな
アロハシャツがよく似合うチャラい外見ながらその仕事ぶりは
まさにプロフェッショナル。
映画をみたあと、久々に原作を読み返してみました。メメが
いつも火のついていないタバコを加えている理由をきかれて
「アニメ化がむつかしくなるから」と答えるシーンが。
映画「傷物語」」は忍野メメにとっても本懐の達成だったの
でしょう。第二部の夏の公開が待ちきれないですね。
※「おとゲー」2016/1/24号掲載

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