「「オクトパストラベラーズ」の「最強カルテット」」
ゲーム
□「オクトパストラベラーズ」の「最強カルテット」
「オクトパストラベラー」には、その名前どおり8人の主人公
が登場し独立したストーリーが展開されるのですが、戦闘に参加
できるのは最大4人まで。
使い勝手やパーティーのバランスを考えると
・物理攻撃の得意な戦士タイプ >剣士
・魔法攻撃の担当の魔法使い >学者
・回復役 >神官
といったところがどのRPGでも定番ですが、このゲームでは
・BP(行動回数)積み増し役 >商人
が重要になります。ということでオルベリク、サイラス、オフィ
ーリア、トレサが私の「最強カルテット」に。この4人をベース
にそれぞれのストーリーのメンバーを加えて8人の物語の1〜4章
をクリアしました。
□サイラスの「学者とは?」
8人の主人公それぞれの物語はよく練りこまれていてどれも甲乙
つけがたいのですが、私のお気に入りはこの二人。
まずは「薬師・アーフェン」。「薬師」は現代でいうところの
医師+薬剤師。薬の調合もすれば投薬、治療も行います。「苦し
んでいる人があれば、助けるのが当たり前」というアーフェンが
葛藤の末「自分の道」を行く姿にウルッときました。
もう一人は「学者・サイラス」。実は学生時代、学者になる夢に
挫折した私にとって、「真理」を追究するサイラスのような学者
は憧れの存在。超イケメンなのに女性心理に疎いところも好感。
「過去を探り、今を学び、未来に繋ぐ、そのために知恵を磨く
のが学者だ」、シビレル一言ですね。
□攻略を終えて−「RPGのスクエニ」の本領発揮
昨年末の「OTG of the Year 2018」にも書きましたが、昨年は
RPG豊作の年でした。特にレベルファイブの「二ノ国」は「今年
のベストはこれで決まり」と思った良作。ところが「オクトパス」
はさらにすごかった。8人それぞれの物語が実に丁寧に作りこま
れいる上にレトロな味わいのビジュアル、シンプルなバトル
システムも言うことなし。
強いて難点をあげるなら8人のストーリーにからみがないので
(チャットが適宜入るけど)、パーティーを組む意味が物語上
ないことでしょうか?もし「オクトパス2」が制作されるなら、
8人ががっちりからむ物語をお願いしたいですね。
※「おとゲー」2019/1/20号掲載
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