□「宮崎駿」の「原点」
新型コロナウイルスの感染拡大の影響をうけ、NHKで放映
されていた「キングダム第3シリーズ」第5話以降が放送
延期に。その代替番組としてオンエアされているのが
1978年に放映された「未来少年コナン」。
「未来少年コナン」は日本アニメ界の巨匠、「宮崎駿」の
「原点」ともいえる作品で、苦肉の策として放映を決めた
NHKの担当者も驚くほどの反響があったそーです。
学生時代、友人のFが絶賛していてその存在は知っていた
のですが、42年間実際に見る機会はなく、今回の放映は
嬉しい驚きでした。
□「未来少年コナン」の「エバーグリーン」
2008年、「超磁力兵器」が用いられた最終戦争が勃発。
五大陸は変形し地軸も曲がり多くの都市が海中に没した。
戦争から20年後、「のこされ島」と呼ばれる小さな島の
ロケット小屋で、少年コナンは「おじい」と二人で平穏
に暮らしていたのだが。。。
この原稿を書いている時点でまだ三話までしか放映されて
いませんが、初回からグイグイ引き込まれました。何より
たった一人の身よりであるおじいを亡くした12歳の少年が
独力でヨットを作り、他の島へ漕ぎだしていくその勇気と
実行力に深い感銘を受けました。
42年前の作品とは思えない、「宮崎駿」という作家の
エッセンスが凝縮されています。「未来少年コナン」は
時を超える「エバーグリーン」(不朽の名作)ですね。
毎週の放映が今後も楽しみです。
※「おとゲー」2020/5/24号掲載

0