昨夜、散歩に行った時、コンビニに酒を
買うために入った。
酒をもってレジに行くと客が順番待ちを
していた。
地下鉄の駅のそばだから客が多いのは
しかたがない。
僕は二列に並んだ人たちの後ろに並んだ。
ところが二人のおっさんが清算している人の
後ろに並んでしまった。
それを見た瞬間、腹が立って思わず「こら!
みんな並んでいるんだぞ! お前らも並ばんか!!」
と怒鳴ってしまった。
すると「あっ!並んでるんか」と言い後ろに
並んだ。
しかし、おっさんたちは「言い方が気にいらん」
と文句を言っている。
僕は無視をしていた。
「なんで、そんな言い方をされなきゃならんのだ!
もっと、他に言い方があるんじゃないか?」とか
ゴチャゴチャ言っている。
僕は清算を済ませ店外に出て、おっさんたちが
出てくるのを待った。
おっさんたちは僕が待っていたのを見て少し
驚いた表情をしていた。
僕は二人に近づき「おい! 俺の言い方が気に
くわないんだな? じゃどんな言い方だったら
気にいったんだ? 教えてくれよ」」と言ってみた。
二人は顔を見合わせて黙っている。
僕は更に腹が立ちおっさんの一人の胸倉をつかんで
「何とか言ってみろ!」と言ったが黙っている。
これじゃ話にならん と思い帰ろうとした。
ところが僕が後ろを向いた時、おっさんが僕の足に
蹴りを入れた。
僕の怒りは頂点に達した。
振り向きざまに持っていたレジ袋に入ってた酒を
振り回した。
レジ袋に入った酒は男の顔に見事に命中した。
更にもう一人の男にも蹴りを入れて怯んだところに
右フックを見舞った。
興奮している僕は自分を制御できない。
もう一発お見舞いしようと振り上げた僕の手を
掴んだ男がいた。
見るとネクタイをしたスーツ姿の紳士風の男だった。
「もう、それくらいにしましょうよ」と言い
「私も列に並んでいましたが、あなたがこの人たちに
怒鳴ったときは、実を言うと爽快だったんですよ
でもここまでやったらただの暴力ですよ」と
優しい口調で言われた。
僕の興奮は一気に冷めた。
僕は男たちに謝った。
「許してくれますか?」と言うと 黙ってうなづいていた。
あとになって猛烈に反省した。
俺はいったい 何をやってるんだろう?
体力がなくなったっていうのに・・・・。
いつか僕も痛い目に合うんだろうな・・・・。
いつも冷静でいられる方法はないのかな?

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