青森県内の田舎道を走行中、突然目の前に黒いものが転がってきて、危うく踏ん付けてしまうところだった。前をバイクで走っていたおじさんがかぶっていたヘルメットが風で飛ばされたんだが気が付かずにまだ走っている。そのうち帽子まで風で飛ばされて、やっと気が付いてバイクを停めた。しかし帽子を拾っただけでそのまま行こうとしている。声をかけたが聞こえなかったのか、行ってしまった。 200メートルほど走ってから急ブレーキをかけて、頭に手を当ててヘルメットがないことに気が付いたようだった。後ろに車がいることなんか、まったく気にせずバイクを道路の中央に停めたまま付近を捜しだした。さっき帽子が飛んだ時にヘルメットはなかったんだから、そんなところを捜したって見つかるわけはないのに必死になって捜している。いつ気が付くんだろうと思ってしばらく見ていたが、気が付く様子もなかったので教えてあげると、まったく理解できない青森弁で僕に何か言ってから、戻って行った。
とうとう青森県まで来てしまった。 写真は黒石市から十和田湖へ行く途中にある「虹の湖」です。


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