「トリニティーブラッド〜嘆きの星〜 吉田 直 ★★☆」
本の感想
大災厄で文明が滅んだ遠未来。異種知性体・吸血鬼と人類の闘争が続く暗黒の時代―辺境の街イシュトヴァーンの支配者・吸血侯爵ジュラは、ロストテクノロジー兵器“嘆きの星”による人類抹殺の野望を巡らしていた。その情報を掴んだ汎人類機関ヴァチカンは、計画を阻止すべく、ひとりのエージェントを派遣した!存亡を懸けて闘う二つの種族を、壮大なスケールで描くノイエ・バロックオペラの決定版。
漫画化・アニメ化もされた大人気ティーンズ文庫。
イラストもすごくかっこいいし、吸血鬼ものは大好きなので、前からずっと読みたかったのです。
ああ、しかし。
こんなにマニアックだとは知りませんでした。
あらすじを読んだらわかろうというものですが、自分で要約できずにレビュー丸写しです。
バロック・オペラっていうんですか?
キリスト教だのローマ法王だのはいいんです。
あのド派手なゴスロリ衣装、貧乏人って嘘っぽいですよう。
設定は面白いし、キャラクターも魅力的なんですが、文章が。マニアックすぎる文章の割りに、文法がおかしいところとかもあってちょっとがっかりしました。
さっきレビュー読んで知ったのですが、作者は亡くなって未完のままらしいです。
すっごい長編なのですが、続き1冊だけすでに買ってあるんですよ。
でもあんまり読みたくないかも。嫌いじゃないけど、ラストがない本なんて、ねえ。

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