ほんの日記

謹慎処分中の秀麗に、貴族の風変わりな青年が求婚にやってくる。町では絵画の贋作が出回り、解決に乗り出す秀麗。碧家の宝、碧幽谷という画家をめぐってのミステリータッチではじまる新章。

相変わらずのノンストップで読める面白さなのですが、浅くて軽い印象でした。
新章スタートだからなのか、これからの前振りといった感じで、次巻以降あちこちに張られた伏線の回収方が興味深深といったところです。
「秀麗に求婚者」という情報を得ていたので、今回こそは恋愛要素も楽しめるのかと期待していたのですが、全く色気のない話で残念。。。
でも今回は、碧珀明の魅力的な人物像が浮かび上がり、新しく登場したタンタンくんも面白いキャラで、これからの活躍に期待できそうです。
あと、ちらっと出てきた貴族の新しい登場人物たち。これから出てきて絡んできそうですね。

いつも発売日を逃すとなかなか手に入らない彩雲国本。
すでに出ている次巻を探しに行かなくては。