新ヨゴ皇国の第二王子チャグムの母親に頼まれ、チャグムと2人で逃げることになったバルサ。しかし、チャグムには何か得体の知れないものが取り憑いていた。
この本を読むことになったきっかけは、急な待ち時間を余儀なくされた母のために、出先の本屋で「1番人気」と書いてあったのを手にしたためです。
母の感想は後にして、私の感想から。
児童書とは思えない読み応えでした!
主人公が女用心棒という変わった設定に惹かれるのと、ファンタジーでありながら、地に足がついたしっかりした世界観が魅力です。
エピソードが詰め込まれすぎている気がしないでもなく、その辺りが児童書らしいといえるのかも知れません。
しかし、飽きずに次々と読み進められるファンタジーと出合えて、久々にワクワクしました。
1巻で話はまとまっていますが、シリーズ物なので、当分楽しめるのが嬉しい。
母はというと、「面白かったけど、歴史物や推理物と比べると物足りない」ということで。2巻目以降、ハマるんじゃないかと読んでるんですが。
この作品はNHKでアニメ化もされています。で、今日初めてアニメを見たのですが、地味な展開なので子供向けではないように思いましたが、なかなか登場人物は魅力的だったのではないでしょうか。
主人公バルサが意外に女性らしくて驚きました。

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