養い親ジグロと過ごした辛い過去の思い出を断ち切るため、故郷へ舞い戻ってきたバルサ。
国王が亡くなったことで終わったかに見えた陰謀は、ジグロの悪評と共に未だ残っており、バルサが戻ってきたことで新たな運命の歯車が回り始める。守り人シリーズ第2弾。
「精霊の守り人」がなかなか面白くて、これなら買って集めてもいいか、と思ったのですが、前作よりさらに深みが増して大当たりでした!
今回は物語は地味ながら、文章にスピード感がありました。
また、戦闘シーンの迫力にも引き込まれます。
バルサの心の葛藤が深く描きこまれ、何度も涙ぐみました。
亡くなった養父ジグロや周りの登場人物たちの人物描写も素晴らしく、とても魅力的な作品です。

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