2018/3/20

発表会のこと  
土曜日が発表会でした。

ええと
大きな失敗をしました。

でも
挽回しました。

心の中は複雑。
満足感も後悔も味わうこととなった発表会。

気持ちの起伏が多すぎて、なかなか感想をまとめられなかった。
日にちが過ぎてやっと気持ちも落ち着いたのでゆっくり振り返ろうと思う。
 
今回、ソロで弾いた曲は、エックレスのソナタ第3,4楽章。

今回の曲、実は先生からの一方的な提案で決まった。
最初は「え〜っ少しは私の希望も聞いて」って思ったのだけど、良い曲だし、何よりも先生が愛してやまない曲なので、どんどん楽しくなっていった。

何年か前に1,2楽章を発表会で弾いたことがあり、その時に3,4楽章も一通り取り組んでいたので、どうにかなるだろうと思っていた。
どうにかできる自信もあった。

でも、レッスンが進むにつれそんな自信はズタボロ。
先生のこだわりや期待が大きくて。
なかなかそれに応えられない自分。
ううむ。何が良くないのか。試行錯誤の日々。

それだけに本番直前のレッスンでやっと先生にも納得していただける演奏ができた時は本当に嬉しかった。

でも逆にそれがプレッシャーになってしまったのも事実。
先生に珍しく太鼓判を押され、
期待に応えて上手く弾きたいという気持ちがいつの間にか膨らんでいたようだ。

本番当日、リハーサルでは大きなミスなく弾けた。
普通なら安心するところなんだろうけど、今回は、それがますますプレッシャーに拍車をかけることに。
これなら本番も弾けるはず。弾かなければ。みたいな。

実はその時点ではそんなプレッシャーに気づいていなかった。
後から思えば心の奥底にそんな気持ちがあったよね〜ってこと。

その心の奥底の気持ちがマイナスに作用してしまった。
自分の出番の直前に楽屋で音を出していた時に、いつもはミスしないところでのミスが続いた。
ミスした箇所をゆっくり確認して、最後はミスなしの良い感覚で練習を終えステージに向かった。
自分では落ち着いて対処したつもりだった。

でもね、もう始まっていたのよね。崩壊までのカウントダウンが…。

舞台袖にいる時も自分では冷静なつもりなのに行動がおかしかったし。
前の人が引っ込む前に舞台に出ようとして邪魔しちゃうし。

慌てない、慌てない。
大丈夫、大丈夫。
さあ、いざ本番。

3楽章を弾き始める。
たぶんそんなに悪い出来ではなかったと思う。
でも、私の中ではいくつかの小さな違和感。
正しいポジション、運指で弾いているのに、一瞬間違えたかなと「ドキッ」としてしまうことが数回あったの。
それでも体が曲を覚えているし、ゆっくりな曲だし、たぶん心の動揺を感じさせてしまうほどには乱れずに弾けたと思う。

しかし、その「ドキッ」が尾を引いてしまった。

4楽章はテンポの速い曲。
テンポ取りを間違えると自滅するパターンの曲。
一呼吸置いて弾き始める。

出だしは大丈夫。テンポ取りもオッケー。
よしこのまま進むぞ。

と思ったその矢先。
いきなりポジション取りを間違えてしまった。
その瞬間、頭が真っ白になりボロボロに。
暗譜で弾いているので(しかも速いテンポなので)ちょっとのミスで大崩れ。

ダメだ。ダメだ。

あきらめて曲を止めた。
ピアニストさんに「もう一度お願いします」と声をかけて4楽章を冒頭からやり直し。

その瞬間、腹を括った。
絶対弾き切るぞ。

さっきミスしたところもも、楽屋でミスしたところも乗り切った。
今度は最後まで淀みなく弾けた!!
最後の重音がイマイチだったけど、止まらず弾けたのでよしとしよう。

この時点では満足感の方が大きかった。

先生もピアニストさんも、一度止めてやり直したことと、やり直した後の演奏を評価してくださった。
頑張ったよ、私。うん。

でも、時間が経つにつれ満足感よりも後悔の念の方が大きくなっていって。

もっとちゃんと弾けたはずだったのに…。

3楽章は大きなミスはなかったけど、もっともっと集中して弾けたはず。
直前に楽屋でミスをしたことで不安が頭をもたげてしまった。

4楽章では、3楽章で感じた違和感のせいで自分を信じ切れなかった。
体が完全に覚えていたはずなのに一瞬頭で考えてしまった。

ここ最近ミスしたことのなかった箇所。
楽屋でもミスせず、だからこそ直前にも改めて確認しなかった箇所。
本来ならスラスラと弾き進められたはずの箇所。

なのに。
なんで、なんで、なんで。

ああすれば良かった。
こうすれば良かった。

もう、いろんな考えがグルグルしすぎて、最後は何を後悔しているのかも分からなくなった。

やっと心の整理がついてきたよ。
先生の熱心なご指導に触発され、大事に仕上げてきた曲。
本番でもしっかり演奏したかった。
その思いがいつの間にか強くなりすぎて、緊張につながってしまったね。

エックレスのソナタは基本的な奏法や表現を勉強するのにちょうど良い曲だ。
この曲に今回改めて取り組んだことで得たものは大変大きい。
以前はただ弾き進めるだけで満足していたけど、今回は音一つ一つにこだわって練習を進めた。
本番でうまくいかなかったとはいえ、確実に成長できたと思う。

そして本番での心の持ちようも経験値が増やせたと思うことにしよう。
失敗から学べることは多いのだ。

ソロのことばかり書いていたけど、合奏も頑張ったよ。
周りの音を聴く余裕、合奏でも音色にこだわる意識、前より持てるようになったと思う。
ソロの曲への取り組み方が合奏曲にも良い影響を与えてくれたと思う。
少しずつでも成長はしているのだ。

季節は春。
スタートの季節。

皆がうっとりする満開の桜は無理だけど、
心の端にちょこっとでも残る花を咲かせたいね。いつか。
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