2021/2/15

コロナ禍の演奏会  
定期演奏会、無事終了!

コロナ禍のしかも緊急事態宣言下での演奏会開催については賛否あると思う。
私たちも、中止や無観客演奏会も視野に入れ、悩みに悩んで開催を決意した。

区やホールからの中止の要請がない段階で中止を決めなくてもよいのではないか。
いつでも中止にする覚悟で、やれるところまでやってみよう、と。
(本当にありがたいことに、中止要請どころかむしろバックアップしていただいた。)

開催を決意した以上、とにかく安全第一で準備を進めた。
プロの演奏会に行った時に見た感染対策も参考にした。
例えば舞台上で距離を取るとか、お客様入場の際の検温や手の消毒など。
最初のイメージでは、そこをしっかりやれば大丈夫だろうと思っていた。

しかし実際に主催者側に立って準備を進めていくと、そんな目に見える部分だけでなく、本当にきめ細やかな準備が必要だった。

漏れがないように、何度も何度も話し合いを重ねた。
ただでさえ緊急事態宣言で練習時間を変更し回数も最小限に減らしたので直接話す時間はない。いずれにせよ顔を突き合わせての会議はできないので、基本はLINEのやり取りで。
平日の仕事前とか仕事後が多いので、時には睡眠時間を削っての話し合い。
ちょっとお風呂に入っているうちに未読が数十とか…。
LINEで寝落ち、LINEに起こされることも。

前例がないだけに、自分たちで判断しなければならない。
本当に大変だった。
本番ギリギリまでは何が起こるか分からない。当日中止だってあり得るのだ。
いっそ最初から中止にした方が楽だったかもしれない、とくじけそうになる日もあった。

でも、今はやって良かったという気持ちの方が大きい。

それはお客様の笑顔と拍手のおかげかな。
お客様も定員よりだいぶ人数制限して、身内を中心に急な中止でも対応できる範囲でお知らせした。だから普段の四分の一に満たないお客様。
でも拍手がいつもの何倍も大きく心に響いたよ。
温かいお言葉もいただいた。

奏者同士、奏者とお客様が、「音楽でつながる」ということを心の底から実感した演奏会だった。
演奏が始まった瞬間と、終わってからの拍手の中でちょっと涙ぐんでしまった。

ところで、チェロパート的にも事件があった。
チェロトップの方が本番前日のホール練習に出られなくなり、「新世界」のチェロトップを代奏することに。コンマスとのソロも弾いたよ。本番じゃないけど緊張した〜。
本番の日はトップが無事復帰。
私が本番も代奏するという最悪の事態は避けられたよ。ほっ。

ところが本番当日には別の事件が。
チェロを倒してネックを折ってしまった方がいたの。
家が近い私が、大急ぎで予備チェロ太郎くんを取りに帰ったよ。
楽器を壊してしまった方は本当に気の毒だったけど、
一つの舞台でみかんちゃんと太郎君が共演するというレアな体験ができたよ。
(楽器の修理が終わるまでは太郎君を貸し出すことにしたよ。)
(みかんちゃんと太郎君は私のチェロの名前です。)

定演から1週間以上が経った今、こうして笑顔で演奏会を振り返ることができるのも、演奏会後の感染報告が一つもないからというのもある。
コロナ禍の演奏会は本当に難しい。
自分が演奏会を体験したからこそ感染対策の大切さも身に染みて分かった。

しばらくはこのような状況が続くだろう。
夏の公演に向けて、また気を引き締めて活動していきたい。

それにしても私たちは練習も演奏会もできるだけ幸せだと思う。
いろいろなことをあきらめている方がどれだけいらっしゃるだろう。

次の夏のオペラ公演は舞台形式をあきらめ、さらには合唱との共演を断念し、ソリストのみ迎えてのガラコンサートになった。
去年の今頃、まさかこんなに長引くとは思っていなかった。

苦しいけど一つ一つ乗り越えていくしかないね。
頑張ろう!


●演奏会メモ●

定期演奏会 2月7日 

ドヴォルザーク 交響曲 第8番
ドヴォルザーク 交響曲 第9番「新世界より」


夏の公演 8月15日予定

ソリストをお迎えしてのオペラガラコンサート

ビゼー 「カルメン」より
レオンカヴァッロ 「道化師」より
マスカーニ 「カヴァレリア・ルスティカーナ」より
ジョルダーノ 「アンドレア・シェニエ」より 


●残念ながら4月に予定されていた春の発表会は中止●
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