プジョー、といっても自転車ではなくクルマのお話です。
2014年5月、我が家に10年落ちのプジョー307SWがやってきました。
義弟の勤めるトヨタの中古車センターに下取りで入ってきたもの。
10年落ちのフランス車なんて扱えないので前からプジョーが気に入ってた嫁に声かけてくれたのです。
で、当時乗ってたトヨタラウムと無償で交換してもらいました。
ぼくは別段プジョーに思い入れもなかったんですが、いざ届くとそのそのスペースユーティリティの高さにびっくり。
2,3列目のシートが外せるのでランドナーがそのまま載るのです。
これにはほんと重宝しました。
その後タンデムを手に入れた際もハンドルをステムごと抜くだけで積めたのには感動すら覚えました。
その後いろいろ故障もありましたがほぼ満足して乗ってました。
2020年6月末に嫁が事故。
左前部が大破しフロントガラスも割れました。
お世話になってるギンタロウさんとこに陸送して修理見積をお願い。
見てもらうとフレームまで歪んでるのでけっこうかかりそうとのこと。
またメカ関係の修理でお世話になってるF店のK社長に相談したところ「フレームまで逝ってるなら諦めた方が良い。」とのこと。
結局諦めることにしました。
このまま乗って廃車時にお金払わなくてははならない状況よりも車両保険が幾何か出る今乗り換えるのがよさそうですし。
ということで6年乗った307SWは廃車となりました。
クルマなしでは生活できない場所に住んでいるのでスグに次のクルマを探さねばなりません。
本来ビンボー人のぼくなど壊れやすく修理代が高い(と一般に思われている)フランス車ではなく国産車に乗るべきなんでしょけど、今の国産車に乗りたいと思えるクルマがない。
また国産車は中古でも高い!
というわけで懲りもせずにF店のK店長に相談、在庫車を見に行くことに。
最初に見せてもらったのがVWのトゥーラン。
うーん・・・
安いし悪くはないがなんかピンとこない・・・。
他には?と聞くと倉庫にプジョー5008プレミアムが有るとのこと。
見せてもらうとコレがどストライク。
ぼく自身クルマはけっこう好きな方だと思いますがここ10年以上『コレに乗りたい!」と思ったことはありませんでしたが久々にそう思えるクルマに出会いました。
現行の5008はSUVになってしまっててコイツは最初期型でカテゴリー的にはミニバンタイプ。
けど車高は低めでミニバンとステーションワゴンの中間的な感じ。
ちょっと大きいけど自転車もスンナリ載るし(見に行くのにスポルティーフ持参)装備も充実。
1.6Lターボでパワーも問題なし。
予算的にも同クラスの国産車よりずっと安い。
ということで即契約。
しかしここからがなかなかでした。
契約したのが7月の初め、納車前整備で水漏れが見つかりこれがどうにも直らない。
結局水回り総取っ替えで晴れて納車となったのは10月3日。
喜んで取りに行ったものの、帰る途中エアコンが効いてないことに気づきUターン。
見てもらうとコンプレッサーが作動してないとのこと。
けど翌日
宇治ツーリングを控えていたのでとりあえず乗って帰って来週預けることに。
エアコンが効かないので暑かったけど、宇治で自転車仲間にお披露目し無事に帰宅。
さてその翌土曜日、明日からまたドッグ入りの前日、所用で実家へ。
到着すると何やらエラーメッセージが。
オーバーヒートのようです。
レッカーを呼んで予定より1日早く入院となりました。
代車に用意してくれたのは先のVWトゥーラン。
しかしこの代車に4ヶ月も乗ることになるとは・・・。
今度は故障箇所が解ってるので割とスグに直りました。
そして納車当日(今回はF店が自宅まで持ってきてくれることになってました。)
電話がかかってきました。
『セルが廻りません。』
セルモーター修理・・・。
まあ納車後でなくてよかったとしましょう・・・。
そこから2週間セルも直ったようで納車当日またも電話。
『またセルが廻りません・・・。』
ここまでくるとさすがにF店K社長
『このクルマウチで引き取ります。』
ぼくはともかく普段嫁が乗るクルマなのでこのお申し出を受けることにしました。
さあここから次のクルマを探してもらわねばなりません。
探してもらうついでに要望をひとつ。
差額払っても良いからひとつ上のグレードの5008シエロをお願いします、と。
5008の取説見てたら装備がかなり違うんで。
さてそこから待つこと2ヶ月、いくつかの候補をメールで送ってもらいました。
けど程度が悪かったり予算が合わなかったりでようやく見つかったのが12月。
パールホワイトの5008シエロでした。
問題なさそうなので契約、納車前点検でも特に問題箇所もなく、納車になったのは年も明けた2021年2月7日。
納車当日、嫁は所用でぼくひとりで引き取りに。
程度も上々、黒も良かったけどパールホワイトもええやん。
ちゃんとセルも廻る、エアコンも効く、と普通なら当たり前のことを確認し帰宅。
永らく乗った代車のトゥーランもお返ししました。
その翌日まさかの出来事が!
駅までの通勤に乗って出た嫁からメール。
「こんなん出ました。」
まさかの納車翌日にエンジンフォルト。
F店に連絡するとともに会社を早退してレッカーを手配。
さすがに今回は少々苦言を呈させて頂きました。
K社長、ちゃんとお詫びしてくれて責任もって直すことを確約してくれました。
気の毒に思ったのか誠意なのか出してくれた代車はコレ。
メルセデスのSクラスワゴン。
デカすぎて嫁が運転できないのでプジョー308に換えてもらいましたが・・・。
けど考えたら機械って何の兆候もなく壊れることってあるからしゃーないのかも。
というかフランス車とお付き合いするにはそのぐらいの気持ちでないとあかんのかも・・・。
今回は100kmくらい試走してから納車してねと頼んでおいたので3週間後の2月28日納車となりました。
納車当日は少し走っておこうと阪和道岸和田和泉〜和歌山〜京奈和道橿原〜南阪奈道とドライブ。
快適でした。
今日で納車からちょうど1ヶ月、遠出はしてませんが特に不具合もなく快調に走ってくれてます。
久々に『欲しい!』と思って手に入れたクルマなので壊れても修理しながら永く乗ってたいと思います。

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