2020/6/12
「雨上がりのサンバ」
3月8日、アナベル嬢の結婚パーティーに出席。アナベル嬢は21年前にハウス食品協賛「ダ??ヒップスの妹コンテスト」に於いて応募総数2万の中から厳正なる審査をくぐり抜け見事栄冠を勝ち獲ったのがきっかけで出逢ったというのは嘘だけれど、当時何か雰囲気のある女学生がいるから一緒に何かやってみてはどうか、とどなたかがダ??ヒップスと引き合わせてくだすって、確か彼女が東大のテクニカルなバンドと演奏しているのを観に行って、観た瞬間「これは大原麗子のピーコック・ベイビーを歌う女の子コンテスト第1位だ」と思って歌ってもらったのが始まりである。これは本当だ。
それからはNCのK氏と組んだり、我々が(それは伸び伸びと)トラックを作って彼女に提供したり、活動が別になってからも節目節目には消息を確認し合っていて、つまり縁があるというのはこういう事なのであろう。
そんな彼女が結婚すると言い、K氏とオレとで何か歌って欲しいとの事であるから、そもそも人前で歌う喉など持ち合わせていないのだけれど、妹に頼まれては断るわけにはいかない。しかし遡ること一年半くらい前にK氏と人前で歌って、まぁ精一杯やったのだけれど撃沈した事もあり、お兄ちゃん達は多いに怯みながらスタジオに何度か入ったのだった。世間は既に疫病がいよいよ退っ引きならない時期になっていてしかも歌舞伎町のど真ん中であったのだけれど、スタジオでの体たらくで追った心の傷をお互い舐め合うが如く毎回安い居酒屋にて酒を呷った。阿呆な学生のコールが鳴り響く居酒屋の世間とは逆行した雰囲気にバカ負けして癒されてしまったけれど。
あ、そういえば練習前にコンビニに寄った際に芸人ゆーびーむ??を目撃して嬉しかった。マングース??!
パーティーでの我々の演奏は怯みつつも「大学のサークル同期が久々に楽器の埃を払って歌ってみました」くらいには思ってもらえたかもしれない。それはそうと素晴らしいパーティーでアナベル嬢がとても幸せそうにしていたのが何よりであった。そしてエミ・エレオノーラさんの歌で泣いた頃には自分達の下手な歌は宇宙の彼方へ。
アナベル嬢、おめでとう!縁はまだまだ続くだろうから、ずっと幸せでいてくださいね。

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