昨日、休み。池袋のレコファンにジュディのLPが数枚あるのは調査済みなので買おうとしたら、新入荷の箱にレアな一枚を見つけた。ジュディが不調を理由に降板した「アニーよ銃をとれ」の、ジュディ歌唱版のブート。よく考えたら楽曲を全て録音してからシーンを撮影していた為、ジュディ版の音源は存在し得るのである。喜んで購入。他にライブLPを一枚と、「ジュディ・イン・ラヴ」のCDが値引きだったのでそれぞれ購入。パルコの本屋で山口富士夫の自伝を立ち読みした後、何気なく1000円DVDコーナーを覗いたら、ジュディのTVショーのDVDがあったのでもちろん購入。帰宅して観たが、「ロッカバイ〜」の歌唱があまりにも格好よく、涙がチョチョ切れる。ジャズブルースをどういう風に歌うべきか、体感的に熟知していたのだろうか。神様が降りているとはこういう事か、と大袈裟ではなく、思った。R&Bシンガーとして世に出ていても伝説だったに違いない。ジュディは節回しの完璧なコントロールと飛び抜けたリズム感の持ち主
として、本職?のジャズシンガーにも影響を与えていたらしいが、ザ・ヘアや和モノを経て広義のR&B的解釈についていろいろ考えてきたつもりの俺も、結局はR&Bというのはこういう形に帰結するのではないか、と考えさせられた次第である。つまり簡単に言うとシビレちゃう、というところだ。欧米では、60年くらいの彼女のカーネギーホール公演を「ショービズ史上、最高の夜」と呼んだらしい。観たかった。昨晩は「ロッカバイ〜」を何度も観て、寝た。おわり。


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