先日のゾンビーズの日記、普段はあんまり誰も読まないであろうこのセレブ日記も、どなたかが検索で見つけて読むかもしれないので、あれでも言葉を選んで書いたつもりだが、そんなことをしたものだから、大分、時間がかかった。次の週末だったか、紅布に、GENOことザ・ヘヤを観に行った。モダーンズなイベントだったから、親しい友人等はあまり来ていなくて、ゆっくり酒をいっぱい飲み、じっくり観てひっそり踊った感じであった。対バンのチーキーズは、初めて観たけれども、媚びないカヴァーの選曲に男気を感じた。全員、かわいらしい女の子だけれど。自分が音数の多い環境でプレイしているせいか、シンプルな編成のR&Bが新鮮で心地よい。いわゆる和モノ界隈にも、こういう気概のある選曲の若人バンドがいたら良いのに、って思った。いるかもしれないけど。いたら、ごめんネ。ザ・ヘヤは、そういう気概に手足が生えて演奏したり歌っているバンドである。アタシの記憶が確かならば、ヘヤの出番の後、さとうさんにお疲れ様でした、と挨拶した時、「今日はチョーキングを極力抑えたった」的な事を仰っていた。さとうさんがSGを弾いていた時に、チョーキングやビブラートを抑えているのを観て影響を受けたのだけれど、さらにチョーキングは抑えにかかるみたいである。アタクシもちょうど、オッサンッポイ・チョーキングビブラートをやめようと思っている今日この頃である。弦を持ち上げたまま揺らすのをやめたい、と。さとうさんの言っているのはそもそも持ち上げる事を抑えよう、という事だ。しかしアタイが最近よく聴くのがピーターグリーンのプレイだから、逆効果なのだけれど。でも、彼はイメージほどコテコテしていない。それなりにクールに、スィートなフレーズを弾く。デッドのジェリーガルシアもよく聴いているが、彼はビブラートはあんまりやらない。弦はよく持ち上げる。ブルーグラスみたいな音階で弾いたりするから、サイケみたいに聴こえるのだろう。そういえば、最近、Whoのファーストのデラックスエディションみたいなのを聴いたが、歌なしのマイジェネでよく聴こえるピートのギターの音色は、最近のさとうさんの音に似ている。あの音量でピートの大音量みたいに聴かせるのには、さとうさんの手首が必要だろう。さて。朝まで踊って、天気が良かったのと、酔いにまかせて、歩いて帰宅。途中で、落合の丘を越えた。都会にある唐突な丘は面白い。何匹かのネコ達におはようを言って、朝マックを手土産に帰宅、K嬢と食べた。美味しかった。またたべたいとおもった。おわり。


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