ゴールデン・サン・ゴッデスというジェシ・エド・デイヴィスの曲がある。歌詞は英語だからあまりよく分からないが、曲名とアレンジから受ける印象は、太陽讃歌である。冬の寒さが辛い時によく聴いていた。強張った筋肉が弛緩するかのようなサイケデリック・フォークである。今日は雨の中、出勤中にランダムでこの曲がかかった。冬の時に、春への憧れと励ましの為に聴く用の曲、という位置付けだったのだが、今日のような、ヌメリとした生暖かい日に聴くと別の意味で脳味噌を揺さぶられた。同じ太陽讃歌風の曲である、ニュー・キラーズの「太陽に愛されたい」は、昔から7インチで持っているが、初めてCD音質をヘッドホンで聴いた。7インチのどこか澄ました感じと違って、野太くて生々しい印象。この曲は、レコード屋でも安く簡単に手に入るけれど、オルガンをはじめ全ての楽器の演奏の音が格好良く(改めてヘッドホンで聴いたらドラムがニューソウルみたいな感じで痺れる。)、歌も歌詞の割には歌い方がクールである。ボーカルエコーは極上(要所でスネアにも同じエコーがかかり、チビりそうになる)。もっと脚光を浴びて良いのに、と思う。同期の桜、シャルネがステージでいつもやっていた。こういう曲をまとめたような本とかサイトがあれば良いと思う。おわり。


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