10年ぶりに東京に出向きこの6月から行われる3万年の航海徹底再現プロジェクトの打ち合わせが終わった後、岐阜長良川で行われている鵜飼船の公開造船の見学に伺いました。那須清一船大工を師匠に、その技術を学び記録に残すダグラス・ブルックスさん、マーク・バウアーさんともお話しすることができました。
鵜飼船は槙の木を全ての船体に使用するようです。油も多く年輪も均等な槙の木は杉よりも優れている点も多いようです。比較的薄く幅の狭く4mほどの短い材を矧ぎ合わせて10メートルを超す大きな船を作り上げます。海の舟とはまた違う様々な構造やその根拠を直接那須船大工から聞けたことは貴重な経験でした。またその技術を2か月にわたって同じ時間を過ごしながら共有しているダグラス氏がうらやましくもあります。
こちらでも早く船大工塾を開きたいです。


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