今日愛犬奈々の三回目のワクチン注射に近所の動物病院にいってきた。近辺には三軒あるがその内評判の良い病院を選んだが、他に誰も患者は居なかった。暇な所為か獣医は問わず語りに色々話しかけてくる。注射は1分で終わったがなかなか帰れない。仕方が無いから奈々の嚙み癖について相談した。獣医いわく、最近のブリーダーやペットショップは金儲け主義で、近親交配を繰り返して虚弱体質にし、生後も直ぐ親から引き離すので社会性が身についていない子犬が多いと言われた。通常なら子犬は兄弟達とじゃれあって遊ぶ中で、所謂甘嚙みの力加減を身につけるという。奈々は兄弟と遊んで力加減を習得する前に引き離されたから、本気で噛み付くのだろうと仰った。ちゃんと躾けるにはもう暫く知恵が付くまで難しいという。奈々はてっきり頭が悪いと思ったが悪い事をした。然し自分のウンチを踏むのはどうにも頂けない。
これで散歩は解禁になったが爺さんは余り気が進まない。前のマルチーズも室内で運動させるだけで十分だった。美人が子犬を連れて散歩しているのは様になるが爺さんと子犬では様にならない。道路に排便した時に備えて塵取りと袋とひろい挟みを持ち歩くのも照れ臭い。さいわいベランダが一階部分だけ随分広いので小型犬ならここだけでも十分である。明日から早速ベランダに出してやろうと思う。既に外用の立派な犬小屋を買ってある。
明日は久し振りに雪が降るというのでゴルフの予約をキャンセルした。11名参加予定だったが皆爺さんだからやろうと言う者は誰も居なかった。老人が冬場に雨や雪の中でゴルフをやるのは命がけである。

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