今朝ピピゴルフ練習場に行ったら件の満78歳の長老が昨日房総C.Cで77を出し見事エイジシュートを達成した話で持ち切りだった。昨夜遅くまでドンちゃん騒ぎで祝宴をしたので珍しく練習には来ていない。多分二日酔いと長年の夢の達成が叶って気抜けされたのだろう。通常エイジシュートは数え年齢で良い事に成っているが、満年齢で然も一打下回ったから文句のつけようも無い快挙である。御自分の所属コースで最愛の奥さんと一緒だった事も幸いしたのかも知れないが、何と言っても日頃の精進の賜物である。
長老はコースに行く日以外は毎日練習場に来る。この糞暑いのに打ちっ放しの練習が終わってからもグリーンでパットの練習を一時間もやっている姿を見ると頭が下がる。おまけに自宅でも食事と水戸黄門を観るとき以外はクラブやパターを放さないと奥さんが呆れていた。
奥さんは読書家で勉強好きであるが長老はゴルフ、マージャン、カラオケ、酒と遊び専門である。長老の生き方は最も望ましい老後の生き方であり人生の達人といえる。
長老は他人を褒めるのがお好きである。嫌味は無いのだろうがミスをしても褒めるのでメロメロにされる。所謂褒め殺しである。私も散々褒め殺しに会ったから何時かリベンジしようと思っていた。先日79を出したとき愈々エイジシュートだと囃し立ててブログに書いたら奥さんがそれをコピーして配られた。ご本人はすっかりその気になって、コースに行く時は達成に備えて背広を着て来る様になった。然しエイジシュートを意識する余り暫く不調に陥ったので私は褒め殺しが効いてざまー見ろと思っていたが相手は一枚上だった。褒め殺しが効くような柔な玉ではない。有限実行で終に悲願を達成したのは見事としか言い様が無い。
仲間でお祝いに何を贈るかアイデアを出し合ったが、私は僻み心からピピ練習場のコーヒーを10杯分昔のお嬢さん方に入れ替わり立ち代りでご馳走してはどうかと提案したら大笑いになった。因みにピピでは美味いコーヒーが無料で飲み放題である。仲間の綺麗どころは全員60歳以上であるが1人で20歳の娘が3人分居ると思えば腹も立たない。
私もこのところハーフ30台が立て続けに3回出たので復調の兆しがある。エイジシュートは無理でもせめてシングル入りを目指してもう一度挑戦しようと決意した。長老を見習って
只ゴルフ三昧を楽しみだけではなく目標を持って達成に努めたいと思う。

0