人間40歳を過ぎれば身の程を弁えなければなら無い。孔子が述べた「40にして惑わず」とはこのことである。徹底した自己分析を積み重ね自分を過大にも過小にも評価しなくなるのは40歳を過ぎてからだと思う。あるがままの自分を客観的に評価出来れば身の程を弁えた事になる。
蟹は自分の甲羅に合わせて穴を掘るというが、穴が大き過ぎても小さ過ぎても上手く身を隠せなくて外敵に狙われる。人間も自分の器と身の丈に合せて物事に対処しないと上手く行かない。人事を間違えるのは殆どが「器に非ず」の人物を重用するからである。
東国原知事は自民党の総理総裁の器に非ずと断言したい。お笑いの世界でもビッグになれなかった男が政治の世界でトップに成れる訳が無い。毎日周囲からチヤホヤされると何時の間にか自分が偉いのだと勘違いするのだろう。
まだ知事就任後三年しか経っていない。下手な」野心は捨てて県政に没頭して貰いたい。宮崎のセールスマンに徹するのが分相応である。

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