資産公開条例によって知事や政令都市市長の所得が公開されたが、東国原知事の所得が5782万円でダントツの首位となった。第二位の石原都知事は文筆業の副職があるから理解出来るが、東国原氏の場合はテレビの出演料と講演料である。知事の平均給与は1700万円程度だから東国原氏はその3倍も稼いだ事になる。
出演料や講演料を自分の所得として申告したと言う事は即ち勤務時間中にアルバイトをして稼いだ金を自分のポケットに入れたと言う事である。休日や勤務時間外に自分の経費で東京に来て稼ぐのは勝手であるが、それは一部に過ぎないだろう。宮崎県の経費で出張して出張手当まで貰いながら稼いだ金を着服したとすれば公金横領にも該当する違法行為だと思う。マスコミは是非この実態を追求するべきである。
前にも書いたが東国原知事は東京に来てテレビに出る度に宮崎県の産物を宣伝している。宮崎のセールスマンに徹して微笑ましいと思っていたが、一寸考えるとこれは公務出張を装う為だと気が付いた。又宮崎をひっきりなしに留守にする言い訳に、県の物産を売り込んで仕事をしていると県民に訴えたいのだろう。
東国原氏は直ちに勤務時間中のテレビ出演料と講演料を宮崎県に返還するべきである。出張手当も交通費も一部返還するべきである。自分勝手をするのが地方分権ではない。

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